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2023 Fiscal Year Research-status Report

発育が追いつかない子どもを養育する家族の主体性を育むケアプログラム(FCPS)の開発

Research Project

Project/Area Number 23K10122
Research InstitutionSeisen University

Principal Investigator

村井 博子  聖泉大学, 看護学部, 講師 (90782649)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 美佐  大阪医科薬科大学, 看護学部, 准教授 (10633597)
平田 美紀  聖泉大学, 看護学部, 教授 (90614579)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Keywords子ども / 発育 / 養育 / 家族の主体性
Outline of Annual Research Achievements

日本の新生児の平均出生体重は平均3000gであるが、全出生児の約10%が2500g未満であるとされている(厚生労働省,2015)。中でも在胎週数に比較して出生体重・身長ともに10パーセンタイル未満であるものをSGA(small-for-gestational age)と呼ばれ、SGA児の生後の成長は、2~3歳までには85~90%に成長補足(catch-up growth)がみられるが、小児期~成人期を通じて小柄なことが多く、平均すると-1SD身長が低いといわれている。本研究は、小さく産まれ成長が追いつかない子どもの親を対象とするピアサポートをオンラインで行う子育て応援プログラムを開発することを目的とした。
研究初年度の2023年度においては、SGA児で生まれた子どもの経過やSGA性低身長症と診断されてからどのような保健指導をされていたのか国・内外の文献検索を行い現状を把握した。また、SGA性低身長症と診断された幼児後期(3~6歳)の児をもつ両親と学童期になった児をもつ両親に、子育てのエピソードや育児に対する困難について半構成的インタビューを行い、家族がどのような子育ての過程を踏んできたのかの視点に着目し、家族のストレスが排除されたことや家族がまとまれたことなど主体的な子育てにつながった要因を明らかにするために、インタビュー項目の抽出およびインタビューガイドの作成に取り組んでいるところでる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2023年度においては、SGA児で生まれた子どもの経過やSGA性低身長症と診断されてからどのような保健指導をされていたのか国・内外の文献検索を行い現状を把握した。
一方で、SGA性低身長症と診断された幼児後期(3~6歳)の児をもつ両親と学童期になった児をもつ両親に、子育てのエピソードや育児に対する困難について半構成的インタビューを行い、家族がどのような子育ての過程を踏んできたのかの視点に着目し、家族のストレスが排除されたことや家族がまとまれたことなど主体的な子育てにつながった要因を明らかにするために、インタビュー項目の抽出およびインタビューガイドの作成に取り組んでいたが、研究対象者のリクルート方法に一部再検討や修正が必要な状況となったため、倫理申請書の提出に遅れが生じ、実際の着手に至っていない状況である。

Strategy for Future Research Activity

小さく生まれた子どもを養育する家族の文献などから、家族がどのような子育ての過程を踏んできたのかの視点に着目し、子育てのエピソードや育児に対する困難を明らかにするためのインタビュー項目の抽出およびインタビューガイドの作成に取り組む。そのうえで、倫理審査承認後、研究対象者のリクルートを進め、対象者へのインタビュー調査を実施する。
また、インタビュー内容の分析を行ったうえで、家族が主体となって子育てを行うプログラム内容について検討する。

Causes of Carryover

当初の計画では、初年度に約10名程度の母親にインタビュー調査の実施を計画していたが、倫理審査申請中であり、研究参加者への謝礼およびインタビュー内容のデータ入力・分析にかかる経費が次年度に繰り越しとなった。
次年度については、引き続きインタビュー調査を進めて、インタビュー内容の分析を実施し計画的に進めていくこととする。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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