2023 Fiscal Year Research-status Report
女性患者のボディイメージの再形成と精神状態の改善におけるアサーティブメイクの効果
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23K10123
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Research Institution | The Japanese Red Cross Toyota College of Nursing |
Principal Investigator |
カルデナス 暁東 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (80434926)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ボディイメージ / 膠原病 / SLE / 自己表現 / メイクアップ / 化粧 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、病気や治療による外見上の変化が生じている膠原病成人期女性患者にアサーティブメイクおよび一般的審美的メイクを実施し、患者のボディイメージの再形成と患者の精神状態、QOLの改善の効果におけるアサーティブメイクの有効性と、一般的な審美的メイクによる効果の違いを評価することである。 ①20~65歳の膠原病の女性患者、②主治医が患者の皮膚状態などを踏まえ、本研究に参加することに支障がないと判断された方、③研究の主旨を理解し、研究参加に同意された方 を研究対象者としている。同じ対象者にアサーティブメイクと一般的審美的メイクを施し、個体による差をなくし、2種類のメイクの効果を評価できるようにした。また、並行群間比較より小さいサンプルサイズで質の高いデータを収集することができる利点もあるため、本研究ではクロスオーバー試験を用いる。「気分評価尺度(POMS-2)」「ボディイメージ・アセスメント・ツール(BIAT)」「生活の質尺度(SF-8)」「唾液アミラーゼ量(ニプロ(株)社製の唾液アミラーゼモニターセット)」「脳血流量の変化(株式会社NeUにより開発された携帯型脳活動計測装置製品名HOT-2000)」を用いて評価を行う。 文献検討を行い、作成した研究計画書等を(研究者が)所属大学および研究協力機関の研究倫理委員会による審査を受け、研究協力機関の研究倫理委員会の審査には予想以上に時間がかかってしまったが、両機関の承認が得られた。研究協力機関にて、研究対象者の募集を開始することとなった。本日時点では4名の患者より研究同意が得られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年3月末に,研究協力機関を退職したため,部外者として研究倫理委員会の審査を受けることになり,書類提出等含め,予想以上に時間がかかったため.
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Strategy for Future Research Activity |
研究倫理委員会の承認が得られ,対象者の募集が開始となっているため,今後,共同研究者(研究協力機関の医師,看護師)の協力を得て,対象者をさらに募集していく予定.また,研究者は本職に支障のないように,毎月計画的にデータ収集する時間を確保するようスケジュール調整を行う.
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Causes of Carryover |
理由:研究協力機関の研究倫理委員会の承認は予想以上時間がかかり,研究は予定通りに開始できなかったため,当初の予算案より少ない施行額となった.そのため,次年度に使用額が生じた. 使用計画:研究協力が得た対象者に看護介入を実施するため,研究者の交通費,研究に費用な消耗品・図書の購入,研究対象者への謝礼等に使用する.
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