2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of a communication model for dying children and their families according to the unique Japanese culture
Project/Area Number |
23K10134
|
Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
平田 美佳 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (40285325)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松岡 真里 三重大学, 医学系研究科, 教授 (30282461)
名古屋 祐子 宮城大学, 看護学群, 准教授 (00631087)
古橋 知子 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (30295761)
有田 直子 高知県立大学, 看護学部, 講師 (70294238)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | 死別 / 遺族 / コミュニケーション / 終末期 / 小児緩和ケア / 小児がん / 日本文化 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、スコーピングレビューにより、こどもの終末期およびこどもとの死別後の家族とのコミュニケーションに関する最新の知見をまとめ、その後のフォーカスグループインタビューの資料とし、さらにフォーカスグループによるコミュニケーションニーズ調査を遂行する予定であった。 しかし研究の進捗が遅れ、スコーピングレビューの視点を明確にするための周辺知識のレビュー、研究分担者とのスコーピングレビュー方法論の勉強会、使用するレビューツールの使用方法について共有し、レビュープロトコールの草案を作成するところまでの成果に留まった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の教育・大学運営業務のエフォートが想定以上に増加し、研究活動に費やすエフォートがに著しく低下したため、2023年度の計画を十分に遂行することができなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
1.小児終末期・こどもとの死別後の親とのコミュニケーションに関するスコーピングレビュー:2023年度に計画していたレビューに向けて現在執筆段階のプロトコルを投稿し、レビューを進め、コミュニケーションニーズ調査である遺族へのフォーカスグループインタビューに向けた準備を実施する。 2.コミュニケーションニーズ調査の倫理審査:フォーカスグループインタビューによるニーズ調査(質的研究)の質問内容、倫理的配慮についての計画を綿密に立案し、倫理審査に計画書を提出する。 3.フォーカスグループインタビューに向けてのリクルート:十分な倫理的配慮を行いながら、対象者のリクルートを行う。 4.フォーカスグループインタビューを実施する。
|
Causes of Carryover |
2023年度に予定していたスコーピングレビューの投稿やフォーカスグループが遂行できなかったため、それに係る費用の支出が当該年度にはなかった。2023年度に遂行できなかった計画を2024年度に実施するため、次年度使用額が増額した。
2024年度は、レビュープロトールの投稿(英文校閲後)、レビュー実施、その結果に基づいてフォーカスグループインタビューによる質的研究を実施するため、その経費が追加で必要となる。
|