2023 Fiscal Year Research-status Report
月経用布ナプキン継続使用における月経随伴症状への効果と自律神経活動との関連
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23K10150
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
成田 好美 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (80455881)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
工藤 直子 秋田大学, 医学系研究科, 講師 (00646820)
菊地 麻里 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (90894197) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 青年期女性 / 月経用布ナプキン / 月経随伴症状 / 唾液ストレスマーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、月経関連症状の改善策の一つであるセルフケア教育に着目し,青年期女性が月経中を快適に過ごす総合的支援~セルフケアの拡充を目指し,月経用布ナプキン(以下,布ナプキン)の継続使用による月経随伴症状,月経痛の改善,ストレス軽減効果の発生機序を自律神経活動の変化から検証するものである。 研究倫理審査員会に申請し,「条件付き承認」を得ることができた。 条件をクリアし,7月から研究対象者を募り,データ収集を始める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究倫理審査委員会に申請する準備が遅れたことによる。
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Strategy for Future Research Activity |
対象は,月経用布ナプキンの使用経験がない健康な女子学生30名とする。低用量ピルの服用,婦人科疾患をもつ者,基礎疾患,特別な薬剤を服用している者は対象から除外する。本大学の女子学生を中心に協力者を募る。 2024年度は,介入群15名のデータ収集を行う。介入群には,布ナプキン10枚程度と付属品を配布し,月経周期6周期以上使用してもらう。データは,アンケート,月経随伴症状(MDQ),月経痛,唾液ストレスマーカー,自律神経活動を収集する。 学年歴後期開始の10月に介入前,1~2月頃に介入後3周期,翌年度4-5月頃に介入後6周期以降として収集する。 2025年度も介入群15名のデータ収集を同様にスケジュールで行う。 2026年度はContorol群15名のデータ収集を行う。7月からデータ収集を開始し,月経周期3周期を10月頃,6周期以降を1~2月頃とする。
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Causes of Carryover |
研究対象者の募集,データ収集に着手しておらず,布ナプキンの購入や唾液ストレスマーカーの検出依頼を実施していないため,次年度使用額が生じた。 今後の使用計画は布ナプキンの購入代,唾液ストレスマーカーの使用物品,検出費用として使用する。
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