2023 Fiscal Year Research-status Report
意図しない妊娠を避けるためのポジティブ・デビアンスを用いた教育プログラムの開発
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23K10166
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
土田 千歳 新潟医療福祉大学, 看護学部, 助教 (60899615)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉崎 弘周 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (30612741)
山口 典子 新潟医療福祉大学, 看護学部, 准教授 (90465469)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 意図しない妊娠 / 避妊 / 家族計画 / ポジティブ・デビアンス / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、研究開始にあたりドミニカ共和国農村地域への現地視察、研究計画の再検討を行った。対象となる地域周辺にはバテイと呼ばれる隣国ハイチ共和国からの移民が多く生活する集落が点在しており、異なる言語や信仰、市民権取得の困難さや教育格差など、複雑な社会背景が避妊行動にも影響している。これらを鑑みて、研究協力者である現地NGOと、本研究の基盤となるポジティブ・デビアンス(PD)を明らかにするための研究対象地区の選定、プログラム実施時のキーとなるピア・サポーターの選出方法等を確認し研究計画についての修正を行った。また、思春期を含む妊産婦ケアに従事する産婦人科医らより、昨今の思春期妊娠の現状と課題を踏まえ、当該地域でのPDアプローチの実効性について検討した。これらの結果をもとに追加の研究計画を検討中であり、2024年度はPDの解明に着手する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現地視察、現地研究協力者との会議を実施するにあたり、現地との日程調整に時間を要した。予定よりも若干遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
持続的な避妊に成功している女性に共通した行動を分析しPDとして明らかにする。その後教育プログラムを開発し、避妊行動スキルのPDアプローチを検証する。
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Causes of Carryover |
2023年度の渡航費、謝金等は年度をまたぐ時期となったため、2024年度に計上される。
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