2023 Fiscal Year Research-status Report
自閉スペクトラム症児の親支援のための保健指導Webアプリと段階的ケア体制の開発
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23K10228
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
河崎 智子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任研究員 (70866780)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 栄司 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (00292699)
田口 佳代子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任助教 (50836921)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | レジリエンス / 育児 / 認知行動療法 / 介入 / 保健指導 / 自閉スペクトラム / 幼児 / ストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
行政の幼児健康診査後の保健師による親支援の位置づけとして、申請者が開発した保健指導CBT-PACプログラムにWebアプリとWeb会議による段階的ケア(Stepped Care)を取り入れたCBT-PAC plusをランダム化比較試験で効果検証することを目的とする。この研究により、地域母子保健分野において自閉スペクトラム症傾向の子どもの親に対して、Webを活用した段階的な認知行動療法をベースとした心理健康教育が行われ、親の育児ストレスの軽減および、親のメンタルヘルス(うつ、不安)の向上と養育レジリエンスの増強が期待される。
2023年度は、2020年~2022年に千葉大学で実施した自閉症スペクトラム傾向(ASD)の子どもを理解し、育児ストレスに対処するために認知行動療法をベースとしたオンライン保健指導プログラム(CBTPAC)を基に、全6コンテンツのWebアプリケーションを制作した。 2024年度はWebアプリと面接を行う介入群と待機リスト群を対照としたランダム化比較試験を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
WEBアプリの開発は当初の計画通り順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に作成したWebアプリケーションの内容を精査・修正し、2024年夏よりランダム化比較試験を開始予定である。
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Causes of Carryover |
当初予定より初年度のアプリ作成費用が少額であったが、2024年度はアプリ修正、保守等に支出する予定である。
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