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2023 Fiscal Year Research-status Report

Validation of an Infection Control System for Influenza Outbreaks and UV disinfection in Nursing Homes

Research Project

Project/Area Number 23K10231
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

脇坂 浩  浜松医科大学, 医学部, 教授 (80365189)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 仙田 順子  獨協医科大学, 看護学部, 専任教員 (30973408)
多次 淳一郎  四日市看護医療大学, 看護医療学部, 准教授 (60632205)
清水 宣明  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (70261831)
古橋 一樹  浜松医科大学, 医学部附属病院, 特任講師 (70759935)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Keywords感染制御 / 介護施設 / 集団感染 / UV照射消毒
Outline of Annual Research Achievements

介護施設におけるインフルエンザの集団感染時の感染制御システムに関する研究の一環として、療養型病床を持つ病院における新型コロナウイルス感染症の集団感染の解析に取り組んでいる。新型コロナウイルス感染症は、インフルエンザと同様にエアロゾル感染が主流で感染伝播するため、不織布マスクの着用だけでは院内感染は十分ではない傾向が認めた。研究成果は、日本環境感染学会学術総会一般演題で発表する予定である。
UV照射消毒の検証に関する研究として、Pulsed-xenon ultraviolet(PX-UV)照射ロボットLightStrikeを用いて、多剤耐性菌(VRE、ESBL、KPC)とアデノシン三リン酸(ATP)に対して消毒効果を検証した。 PX-UV照射を行った全ての培地から多剤耐性菌は検出されず有意に減少した。しかし、PX-UV照射を透明なアクリル板を通すと、多剤耐性菌は有意に減少するものの、全てにおいてコロニーが残存する結果となった。PX-UV照射によりATPも同様に有意に減少したが、 PX-UV照射を透明なアクリル板を通すと、減少率が低下し、医療施設における清浄レベルまで到達しなかった。今後も実験を積み重ね、効果的なUV照射による環境消毒を検討する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

感染症法の5類移行後も、新型コロナウイルス感染症の感染伝播状況により、高齢者介護施設への入室が関係者以外禁止となったため、介護施設におけるインフルエンザの集団感染時の感染制御システムに関する調査が実施できなかった。よって、本年度は、高齢患者が多数を占める療養型病床を持つ病院において発生した新型コロナウイルス感染症の集団感染を後ろ向きコホート研究で取り組んだ。この研究成果をもとに、今後、介護施設を対象にした研究に取り組む予定である。
UV照射消毒の検証に関する研究として、研究者が所属する附属病院感染制御センターと共同して基礎的な実験に取り組むことができた。今後も附属病院感染制御センターと共同して、実験を積み重ねる予定である。

Strategy for Future Research Activity

現在取り組んでいる新型コロナウイルス感染症の集団感染の解析を深め、エアロゾル感染の実態を把握する予定である。研究成果は、2024年度学術集会で演題発表予定である。また、その研究成果をもとに、介護施設におけるインフルエンザの集団感染の解析に関する研究の依頼、調査を実施する予定である。
UV照射消毒の検証に関する研究は、附属病院感染制御センターと共同して、2023年度と同様の実験を積み重ねる予定である。研究成果は、2025年度の学術集会で発表する予定である。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染症の感染伝播状況により、高齢者介護施設への調査が中止となったため、予定された旅費、人件費・謝金の使用が少なかった。
今年度は、学会発表を1回、論文1編の投稿を予定しているため、旅費や消耗品の使用を計画している。
UV照射消毒の検証に関する実験を予定しているため、培地などの消耗品の使用を予定している。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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