2023 Fiscal Year Research-status Report
保健師教育における感染症対応能力を育成するバーチャル学習プログラムの開発と評価
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23K10249
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Research Institution | Taisei Gakuin University |
Principal Investigator |
有馬 和代 太成学院大学, 看護学部, 准教授 (60888296)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島村 珠枝 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (30784087)
伊藤 美樹子 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (80294099)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 感染症対応能力 / 保健師 / 訪問看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
この研究は、初学者の保健師や訪問看護師などの看護職に対して感染症対応能力を高められるための教育資材を開発し、評価することを3年間で行う研究である。 初年度は、新型コロナ感染症に対して最前線で活躍していた、保健師、訪問看護師に対して個別インタビューを行い、感染症に対応できるスキルを見出す作業を行った。個別インタビューは、19名に対して行い、現在個別インタビューから、感染症対応に必要な専門性の高いスキルを抽出する分析を進めている。 主に、保健所での対応では、ファーストタッチが電話での対応であり、顔が見えない中で的確な情報を入手し、対象者を在宅療養か入院支援かという判断をするという重要なトリアージを色々な工夫や技術を用いながら対応をする姿が見えており、電話対応における必要なスキルが見えてきている。また、新任期保健師を統括保健師が育成する姿もインタビュー内容から見えているため、初学者に対する感染症能力を高める手法も見えてきた。そして、訪問活動においては、保健師と訪問看護師とは、少し観察視点の違いや関係機関を巻き込む動きなどの違いが見えてきている。 この分析をまとめて、日本公衆衛生学会総会(予定)の場での発表するために準備を進めているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今回の計画調書において、2023年度の計画は、①新型コロナ対応のこれまでの状況整理と②新興感染症や感染症を含む複合災害に対応可能な人材に必要な能力の明確化 という2つの具体的な目標を掲げて進んできた。 研究実績の欄で報告しているように、現在は、②の新型コロナ感染症という新興感染症に対応してきた保健師、訪問看護師から個別インタビューを行い、感染症対応スキルを明確化する作業が行われ、どのようなスキルが必要であるのかを学会で発表するところまで進められているため、上記の判断を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、①感染症に強い人材育成に必要な教育の内容、教育手法の研究 ②未知なる感染症対応の応用力を涵養する教材開発という2つの具体的な目標を掲げており、主に、教材開発という点において、企業の「CANON」と連携を取りながら進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
2024年度は、教育資材を作成するために、企業と連携しながら進めていくために、多くの経費(その他の項目予算)がかかっていく予定である。また、企業が東京であるため、交通費にも少し多くの経費がかかると思われるため
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