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2023 Fiscal Year Research-status Report

高齢者の生活の見通しをもった食支援向上のためのNSTリンクナース育成モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 23K10262
Research InstitutionSaitama Prefectural University

Principal Investigator

宮部 明美  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (10708522)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 叶谷 由佳  横浜市立大学, 医学部, 教授 (80313253)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Keywords栄養管理 / リンクナース
Outline of Annual Research Achievements

栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)リンクナースは、病棟看護師の役割モデルとして栄養管理の知識を基にした看護実践を行い、栄養障害リスクのある患者をNSTへつなぐ機能がある。特に、高齢患者は身体的・社会的・精神的要因により食事摂取量が低下し、容易に栄養障害を導きやすく、高齢患者が多い病棟のNSTリンクナースは役割を最大限に発揮する必要がある。NSTリンクナースは病棟業務の一部として病棟看護師が任命され数年で交代することが多い。そのため、効率的に育成する必要がある。しかし、NSTリンクナースの役割や育成に関して十分に検討されていない。本研究では、高齢者の退院後の生活の見通しをもった食支援向上のためのNSTリンクナース育成モデルを開発することを目的とした。2023年度は、高齢者の退院後の生活の見通しをもった食支援向上のためのNSTリンクナースの役割を明確化するために文献検討を行った。
まず、PubMedにて検索したが、NSTリンクナースに関する国外文献は見つからなかった。医学中央雑誌(Web版)では、5件検索できた。この5件と、感染対策リンクナースの役割に関する4文献を参考に、NSTリンクナースの役割、知識、技術、資質・能力にわけて整理した。そして、NSTリンクナース役割行動指標のカテゴリー(案)として、「高齢者の退院後の生活を見通してNSTと病棟看護師をつなぐ機能」「部署内の栄養管理の取り組み」「高齢者の退院後の生活を見通した病棟看護師への指導」「高齢者の退院後の生活を見通したリンクナースが知るべき知識」「自己研鑽」の5つを抽出した。しかし文献だけではNSTリンクナースの役割が不足しているため、今後インタビュー調査を実施し、役割を明確にしていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

文献検討より役割を抽出するのに時間を要した。また、インタビュー調査の対象者の選定に時間を要したため、研究の進捗は遅れている。

Strategy for Future Research Activity

NSTリンクナースの役割を明確にするため、NST看護師とNSTリンクナースを対象にインタビュー調査を実施する。インタビュー調査の結果より、NSTリンクナースの役割を明確にする。また、明確化した役割に基づき育成モデルを作成・実施・評価していく。

Causes of Carryover

2023年度はインタビュー調査を実施できなかった。2024年度に実施するため、その準備や謝礼などで使用する予定である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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