2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of a new dementia care model in Integrated facility for medical and long-term care
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23K10266
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
徳田 幸代 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (40909719)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高見 美保 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (50613204)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 介護医療院 / 認知症ケア / ケアモデル / 当事者主体 / 身体の整え / 生活の整え |
Outline of Annual Research Achievements |
介護医療院では、“生活支援”だけではなく“適切な医学的管理”も必要とする高齢者が、治療的関りを受けながら長期に「生活する場」である。しかし、認知症を有しながら複数の慢性疾患を抱えた後期高齢者をケアするに当たって、生活支援を基盤とする認知症ケアでは対応しきれない現状がある。そこで、本研究では介護医療院に則した認知症ケアとして「身体の整え」と「暮らしの整え」を両軸に持つ新たなケアモデルの開発を最終目標としている。 2023-2024年度は、認知症高齢者本人と家族及び看護師と介護士へのインタビューと文献検討に基づいた「ケアモデルパイロット版」の作成を到達目標としている。 2023年度は、文献検討より介護医療院におけるケア実態が明確ではないとの課題を抽出したことから、研究計画にアンケートによる実態調査を追加し実施した。関西圏の介護医療院にアンケート調査を依頼しデータ収集を進めている段階である。また、インタビュー調査に向けて研究協力施設の調整を並行して進めることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究開始時の計画ではインタビュー調査からのケアモデルパイロット版を予定していたが、ケア実態調査を追加したことから、所属機関の研究倫理審査委員会への申請書作成に時間を要してしまった。承認は得られたため、今後はスピードをあげてインタビュー調査を実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度はアンケート調査のデータ分析と並行して、インタビュー調査を実施予定である。データ収集においては、老人看護専門看護師2名の協力が得られる予定であり、研究協力施設の調整が済み次第データ収集を開始する。
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Causes of Carryover |
インタビュー調査実施のために計上していた、データ収集・整理のための人件費、機器類購入費が未使用となったため、2024年度に繰り越し、使用していく。
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