2023 Fiscal Year Research-status Report
介護医療院の生活の視点を取り入れた快適な排便ケア実践のための教育プログラムの開発
Project/Area Number |
23K10288
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
小岡 亜希子 愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (50444758)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陶山 啓子 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (50214713)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 高齢者 / 高齢長期臥床者 / 排便ケア / 介護医療院 |
Outline of Annual Research Achievements |
介護医療院における重度要介護高齢者の「快適な排便ケア」に関連する要因を明らかにするための研究を行った。 重度要介護高齢者に対する快適な排便ケアの実践は、施設の属性に関する要因、看護師個人の属性に関する要因、組織環境に関する要因、看護師の排便ケアに対する信念、看護師の生活を支える看護の態度、看護師の排便および排便ケアに関する知識の6つの要因から影響を受けると予測し、目的変数は、独自に作成した重度要介護高齢者に対する快適な排便ケア実践で計51項目とした。重度要介護高齢者に対する快適な排便ケアの実践項目について、項目分析、探索的因子分析を行い、重回帰分析(強制投入法)をおこなった。51項目の快適な排便ケアの実践項目は、4因子構造を示し、関連する要因は、研修への参加、排便ケアの知識、問題解決のための高いコントロール感、生活の視点を取り入れた看護態度などであった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
設定した快適な排便ケアのための51項目は因子分析により4因子が抽出された。関連する要因との重回帰分析の結果から、快適な排便ケアを提供するために必要な項目が明らかとなった。こられの項目をもとにプログラムの開発にむかう
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Strategy for Future Research Activity |
関連要因をもとに、教育プログラムを開発し実証研究を行う予定である
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Causes of Carryover |
EAFONSで発表することにしたため、旅費がかかり統計ソフトの購入を見送った。今年度購入する予定である。
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