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2023 Fiscal Year Research-status Report

高齢者のセルフメディケーションを目指すヘルスリテラシー尺度の開発と有効性の検証

Research Project

Project/Area Number 23K10293
Research InstitutionWakayama Medical University

Principal Investigator

森下 美佳  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 助教 (50916898)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 服部 園美  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (00438285)
宮井 信行  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (40295811)
丸岡 朋子  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 講師 (40614409)
樫葉 雅人  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 講師 (00896988)
早川 博子  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 講師 (30722897)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords地域住民 / セルフメディケーション / ヘルスリテラシー / ソーシャルサポート
Outline of Annual Research Achievements

申請者らは、これまでにセルフケア能力とソーシャルサポートとの関連について研究し、高齢者のセルフケア能力には、家族や友人からのソーシャルサポートが影響することを報告してきた。本研究では、地域住民を対象として、セルフケアの構成要素のひとつであるセルフメディケーションの推進のため、その概念を明らかにし、セルフメディケーション能力を測定する尺度の開発を行うこと、さらには、開発した尺度で得られたデータを用いて支援プログラムを構築し、老年看護学の発展に貢献することを目的とする。
今年度は、セルフメディケーションの概念を明らかにするため文献検討を行った。セルフケアに比べ、新しい概念であるセルフメディケーションに関する概念について検討された先行文献は多くみられず、構成概念について概念分析を行っている。既存の概念との類似性と相違点について精査し、セルフメディケーションの構成概念が定まるよう専門家会議を踏まえて取り組んでいく。
WHOの定義するセルフメディケーションは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は、自分で手当てすること」とされており、医療需要の増大をおさえつつ国民の健康寿命が延伸する社会の実現および個人の健康管理にかかる自発的な取り組みを促す重要な取り組みであると考えられる。自分自身で手当てするための医療・健康情報を活用する能力であるヘルスリテラシーとの関連も重要であるとされており、ソーシャルサポート、ヘルスリテラシーを加味したセルフメディケーションを測定する尺度の開発を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本研究は、これまで研究されてきたセルフケアと比べて、新しい概念であるセルフメディケーションを測定する尺度を開発することを目的としている。セルフケアの概念、定義について示された先行研究は散見されるが、セルフメディケーションに関する概念や定義について示された研究は多くみられない。セルフメディケーションの構成概念を明らかにするため、概念分析を行っている。

Strategy for Future Research Activity

次年度以降、引き続きセルフメディケーションの概念分析を進めていき、類似の概念との相違点について精査し、構成概念が定まるよう専門家会議を踏まえて取り組んでいく。概念が明らかになり次第、セルフメディケーションを測定する尺度の原案作成に取り組み、計画にそって遂行できるように調整するとともに、必要に応じて計画を修正していくこととする。

Causes of Carryover

当初は国内への学会参加を計画していたが、セルフメディケーションの概念分析に時間を要したことから計上した経費に余剰が生じた。繰越額については、次年度のデータ収集に係る調査補助者等への謝金、調査にかかる費用及び消耗品の購入等に使用する計画である。また、研究成果のまとめと成果の発表に必要な経費に充てたいと考えている。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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