2023 Fiscal Year Research-status Report
COPD患者のセルフマネジメント教育支援のための訪問看護プロトコール開発
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23K10379
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
波止 千惠 福岡県立大学, 看護学部, 教授 (70570026)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 智晴 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 准教授 (80540781)
前田 ひとみ 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (90183607)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | セルフマネジメント教育 / COPD患者 / 訪問看護 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究対象となる訪問看護ステーションへのアンケート調査の負担を考慮しコロナ渦の影響が終息した11月より研究開始する。厚生労働省の各都道府県が管理している介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」で検索、訪問看護を実施している施設数 15208施設、その中でHOTを行っている施設12750施設、全国の訪問看護を行っている施設でHOTを行っている施設の割合は83.8%であった。各都道府県から無作為に0.5割の施設を抽出し638施設の管理者に研究依頼を行い12月より研究協力の依頼を訪問看護ステーション管理者に行ったが研究協力が得られた施設30施設(4.7%)だった。研究協力が得られた30施設の訪問看護師107名にアンケート調査を行ったが回収できたのは63名(58.9%)だった。 同様の調査を令和元年11月に行い訪問看護を実施している施設数11830施設その中でHOTを行っている施設10488施設、その中でHOTを行っている施設の割合は88.7%だった。各都道府県から無作為に0.5割の施設を抽出し524施設の管理者に研究依頼を行い研究協力が得られた施設30施設(5.7%)アンケート調査送付人数100名、配布したアンケート調査回収61名(61%)だった。訪問看護ステーションへのアンケート調査の回収率は令和元年、令和5年も同様の結果となり回収率が低い結果となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
訪問看護ステーションの常勤換算は2.5名であり、令和3年介護サービス施設・事業所調査(各年9月)では1事業所当たり常勤看護職員数は平均5.6名であった。訪問看護は利用者宅に訪問し看護を実施するため事業所にいる時間が少なくアンケート調査への協力は2回の調査を行ったがかなり困難であった。1回目はコロナ渦のため回収率に影響したのではと考えたが2回目の調査でも同様な回収率だったため、訪問看護ステーションの従業員数や勤務状況がアンケート回収率に影響していたと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年の61名のアンケート調査と令和5年の63名のアンケート調査合計124名をもとにCOPD患者の訪問看護スキル自己評価尺度を作成し信頼性・妥当性を検討する。また臨床経験や訪問看護師のCOPD患者のセルフマネジメント支援に違いがあるのかを明らかにし訪問看護師のCOPD患者セルフマネジメント教育支援プログラムを在宅看護専門看護師の協力を得て作成する。 作成した教育プログラムを用いCOPD患者を担当している訪問看護師30名に教育支援を行う。①教育支援前に訪問看護に評価尺度で評価を行い評価点が低い支援内容を明らかにする②教育は月に1回程度(機能強化型訪問看護ステーションレスピケアナース他)自己評価点が低い項目に関しては在宅看護専門看護師よりスーパーバイズを行う。③介入後再度自己評価尺度で評価を行いCOPD患者を訪問する看護師への教育プログラムの検証を行う。④介入後自己評価が低い項目に対しては再度教育内容を検討し教育プログラムを作成する 教育プログラムで研修を受けた訪問看護師30名が担当したCOPD患者の30名と研修を受けていない訪問看護師30名が担当するCOPD患者30名の急性増悪の有無を検証する。COPD患者の急性増悪の要因と訪問看護師のセルフマネジメント教育支援の効果を検証する。セルフマネジメント教育を受講した訪問看護師でネットワークを作り情報交換を行いながらCOPD患者を訪問する看護師への支援を行う。研究結果を学会等で発表し多くの意見を求める。さらに専門職の有識者の意見を求める。研究成果を論文としてまとめ今後のCOPD患者のセルフマネジメント支援教育に役立てて頂く。
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Causes of Carryover |
R5年度はアンケート調査の回収が困難だっため研究が遅れたので、R6年度はデータ分析 分析後のCOPD患者を訪問する看護師への介入を行う予定である。データ分析及び訪問看護師への介入のために研究費を使用する予定
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