2023 Fiscal Year Research-status Report
リンパ浮腫の皮膚硬化における運動療法の新たな治療戦略の開発
Project/Area Number |
23K10400
|
Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
横山 由里奈 浜松医科大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (30645875)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山内 克哉 浜松医科大学, 医学部附属病院, 准教授 (40377750)
佐野 真規 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (40733514)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | リンパ浮腫 / 皮膚弾力 / 運動療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の最終目的は「運動療法を用いて皮膚硬化を改善し、リンパ浮腫患者のQOLを改善すること」である。 運動療法実施の際には複合的理学療法、特に圧迫療法を実施する必要がある。圧迫療法は適切に実施ができないと浮腫を増悪させるおそれがあり、研究成果の信頼性を担保できなくなる可能性がある。そのために対象者が適切に圧迫療法を実施できるように指導方法の確立とその必要性の検討を実施した。現在、データ測定を進行している。 さらに、皮膚の粘弾性の評価とともに浮腫の状態を評価する必要がある。最も信頼性が高い方法は水置換法であるが、汎用性が低いため用いることができない。そこで最も汎用性が高い周径測定法から、水置換法に最も近い体積を算出する方法を検証した。現在、データ測定。解析を終了し、学会発表、論文投稿の準備をしている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究遂行にあたり必要な準備段階の検証を順調に進めており、おおむね順調に進んでいる。
|
Strategy for Future Research Activity |
複合的理学療法、特に圧迫療法の信頼性を高め、さらに評価方法を確立したのち、運動療法の皮膚硬化に対する効果を検証していく。
|
Causes of Carryover |
圧迫療法の方法や効果判定の検証など、研究遂行前に検証する必要のある内容を進行したため動物実験用の物品等の購入がなかったため次年度使用額が生じた。
|