2023 Fiscal Year Research-status Report
ウェアラブルデバイスと体組成計を用いた、女性骨盤臓器脱患者のフレイル合併頻度調査
Project/Area Number |
23K10425
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
小林 知子 岡山大学, 大学病院, 助教 (90452581)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱田 全紀 岡山大学, 大学病院, 講師 (00379736)
石井 亜矢乃 岡山大学, 大学病院, 准教授 (00423294)
岩田 健宏 岡山大学, 大学病院, 助教 (00803082)
定平 卓也 岡山大学, 大学病院, 助教 (20733322)
堅山 佳美 岡山大学, 大学病院, 助教 (90397886)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 女性骨盤臓器脱 / ウェアラブルデバイス / 体組成計 / フレイル / サルコペニア |
Outline of Annual Research Achievements |
当研究は、骨盤臓器脱手術を受ける患者の術前、術後3か月、6か月および、1年での筋肉量や握力、歩行速度を観察すると同時にウェアラブルデバイスによる歩行距離およびアクティブな心拍ゾーンの時間を測定する計画としている。当院倫理委員会の承認を得たのち、手術目的で紹介された骨盤臓器脱患者のエントリーに努め、2024年3月までに10症例を登録した。コンプライアンスは良好で、脱落もなく、順調にデータを収集している。現時点で1年後フォローまでのプロトコールを終了した患者はいないため、研究結果についてはまだ解析できていない。しかし、外来初診時に杖歩行であった患者が杖なし歩行で来院するなど、手術のポジティブな影響も実感している。引き続き術後中長期の経過観察を行い、サルコペニアやフレイルの改善との関連についての解析につなげたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年4月より当院倫理委員会へ承認申請を行ったが、承認が得るまでに時間がかかったため、研究開始が2023年9月になった。
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Strategy for Future Research Activity |
目標の30症例を2025年3月までに達成するため、集患により力を入れたい。また、アンケートの一部を簡略化し、患者負担を軽減することで、よりエントリーへの障壁を小さくし、現在の良好なコンプライアンスを維持する。
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Causes of Carryover |
研究開始が2023年9月になったことに加え、エントリー症例数が少なかったため、ウェアラブルデバイスの実購入数が当初想定していた必要数より少なかったためである。今後症例数が増えると追加デバイスおよび対応するスマート端末も必要となるため、それらの購入費に充てる。
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