2023 Fiscal Year Research-status Report
ロボットスーツを用いたALS患者の歩行機能維持効果を最適化するプロトコールの確立
Project/Area Number |
23K10515
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
平山 剛久 東邦大学, 医学部, 准教授 (20731491)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森岡 治美 東邦大学, 医学部, 助教 (00896847)
海老原 覚 東北大学, 医学系研究科, 教授 (90323013)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 筋萎縮性側索硬化症 / ロボットスーツ / リハビリテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
第162回東邦医学会(2023/6/16)にて「筋萎縮性側索硬化症患者に対するロボットスーツを用いた運動訓練の効果」の題名にて発表を行った。 ALS症例30症例が集まり、シングルアームでHAL訓練を1コースで行った際の結果を検討した。結果については第65回日本神経学会学術大会(東京開催)英語口演セッション(2024/5/30 8:00)にて「Effects of Robot-assisted treatment on gait ability and quality of life in ALS patients」の題名で学会発表を行う予定。 ALSと同じ運動ニューロン疾患である球脊髄性筋萎縮症において3症例で長期的なHAL訓練による効果を検討した。ALSよりもさらに希少性の高い疾患のため3症例での施行となった。結果については34th International Symposium on ALS/MND ポスターセッション(2023/12)にて「Effects of two-year period hybrid assistive limb use on gait inpatients with spinal and bulbarmuscular atrophy」の題名で学会発表を行った。同様の球脊髄性筋萎縮症2症例での長期的なHAL訓練による効果を検討し「Long-term robot suit training using Hybrid Assistive Limb maintains gait in patients with spinal and bulbar muscular atrophy」の題名でPACTALS 2023(2023/9 Malaysia)にて学会発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ALSの症例数が十分あり、HALを用いた訓練を希望する患者も多いため、順調に症例数が蓄積された。
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Strategy for Future Research Activity |
目標症例数30例に達している。初年度はリクルートなどがメインであった。現在短期的な訓練の効果について解析中である。今後、長期的にHAL訓練を行った結果についてもデータ収集と解析を進める。
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Causes of Carryover |
HALの消耗品が思ったりよりも低コストとなった。今後学会費、論文校正費や論文掲載日に充てたり、解析用PC、統計ソフトなどで使用していく。
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Research Products
(2 results)