2023 Fiscal Year Research-status Report
Early prediction of heart failure and flail development in patients with myocardial infarction focusing on advanced glycation endproducts
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23K10525
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
三浦 弘之 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (70816834)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島田 幸洋 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 理学療法士 (70973923)
上谷 祥紘 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 理学療法士 (70974434)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 終末糖化産物 / 身体機能 / フレイル |
Outline of Annual Research Achievements |
高齢化社会が進展する中で、心不全患者は増加の一途をたどっている。なかでもフレイルを有する心不全患者は、介護負担・医療負担も大きく、フレイル発症を予防するための取組が重要である。心臓リハビリテーションは、心疾患患者の運動耐容能を向上させる治療であり、フレイル予防に貢献できるものである。しかしながら、心臓リハビリテーションの運動耐容能改善効果は一様ではなく、臨床においては、運動療法を実施しているにもかかわらず十分に運動耐容能が改善しない患者も存在する。終末糖化産物は、老化促進物質として知られており、横断研究を中心にフレイルとの関連も示唆されるようになってきている。本研究においては、終末糖化産物が自家蛍光を有するという特徴を利用し、skin autofluorescenceを測定することで心臓リハビリテーションを実施する患者の終末糖化産物の蓄積状況を評価し、身体機能や心機能との関連を評価する予定である。 初年度においては、skin autofluorescenceを測定するための機器を調達した。本研究の対象となる急性心筋梗塞後患者に関する検討から、primary PCIの普及により、リモデリングのリスクが高い患者は減少していると判断した。そのため、心血管系評価については心機能の評価のみでは不十分と判断し、研究内容をさらに充実させるため、血管内皮機能を評価するための体制を整えた。そして、研究計画書を作成し、研究実施について倫理委員会の承認を得て研究を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定に加え、血管内皮機能を測定する体制を構築したため、その分研究の進捗がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、急性心筋梗塞後で本研究の対象となる患者に順次同意説明を行い患者登録を進めていく。研究を加速させていくため、CRCへの協力要請も検討している。 運動療法前後での身体機能や血管機能の評価が重要であるが、患者の検査完遂率が過大となる可能性がある。必要に応じ負担軽減費をふくめ研究の見直しを行うことで対応する。
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Causes of Carryover |
研究開始がやや遅れたことにより、本年度は人件費の支出を要さなかったため次年度使用額が生じているが、研究開始により次年度は予定通り人件費を支出する予定である。
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