2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23K10533
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
青木 信裕 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教 (20554653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 和広 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (10571664)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ハムストリング / 神経筋活動 / 多点表面筋電図 / 筋機能 / 筋疲労 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、多点表面筋電図を用いて膝関節屈筋の部位特異的神経筋機能評価方法を開発し、その評価結果に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。これまでに報告されている骨格筋の部位特異的神経筋機能について、膝関節屈筋での詳細な検討を行うとともに、対象者の特性や条件によりそれらの部位特異的神経筋機能が変化するのかを計測して検討する研究である。 2023年度は、部位特異的神経筋機能の評価方法を行うためのパイロット実験を行うとともに、それらの結果を整理したうえで詳細な評価方法の検討を継続した。具体的には、健康な対象者に対して、半腱様筋に多点表面電極を貼付し、等尺性・等速性収縮時の筋電図を計測した。電極貼付の決定方法やデータ解析方法について検討を継続し、今後の計測方法の基盤を整理できたと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度は、部位特異的神経筋機能の評価方法を行うためのパイロット実験を行うとともに、それらの結果を整理したうえで詳細な評価方法の検討を継続した。当初はそれを基に部位特異的神経筋機能評価方法を開発するところまで実施する予定であったが、不測の事態のために方法論の確認と解析方法の検討までとなってしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに検討した評価方法を基に、部位特異的神経筋機能の評価方法を決め、健康な対象者でのデータ計測を継続する。新たに計測した結果を確認し、評価方法の再検討を継続する。
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Causes of Carryover |
当初予定していた実験消耗品、研究協力謝金が不測の事態のために実験を行う機会が減ったため未使用となった。 次年度の使用計画として、実験を行うための実験消耗品の購入と、実験協力いただいた対象者への研究協力謝金としての執行を予定している。
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