2024 Fiscal Year Research-status Report
動脈硬化度の日差変動が運動時の昇圧応答に及ぼす影響とその機序の解明
| Project/Area Number |
23K10649
|
| Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
久米 大祐 大阪工業大学, 情報科学部, 講師 (50650628)
|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀田 典生 中部大学, 生命健康科学部, 准教授 (60548577)
西脇 雅人 大阪工業大学, 工学部, 准教授 (10635345)
|
| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
| Keywords | 動脈硬化度 / 運動昇圧応答 / ストレス |
| Outline of Annual Research Achievements |
運動時の動脈血圧の過度な上昇は、心血管イベントリスクを高める。安全で効果的な運動処方の実現に向け、運動時の過剰昇圧応答に関わる要因を明らかにすることは極めて重要である。これまでの横断研究から、動脈硬化度の増大と運動時の過剰昇圧応答の関連性が示されている。また興味深いことに、動脈硬化度には日差変動がみられ、当日の動脈硬化度の高低が運動時の生理応答に影響を与える可能性が示唆されているが、詳細は不明である。そこで本研究は、動脈硬化度の日差変動は運動時の昇圧応答に影響を及ぼすか、についてその機序を含めて解明する。 先行研究において、長期的ストレスにより動脈硬化度が増大することが報告されている。この動脈硬化度の変化は運動昇圧応答に影響を及ぼす可能性があるが、詳細は不明である。 そこで2024年度は、長期的ストレスが運動昇圧応答に及ぼす影響を明らかにすることを目的に研究を行った。8名の男子大学生を対象とし、2週間の救急救命士病院実習(長期的ストレスとして採用)の前後にて、動脈硬化度とハンドグリップ運動に対する血圧応答を評価した。その結果、当該実習により動脈硬化度は有意に増大し、ハンドグリップ運動に対する血圧応答も有意に高まった。これらの結果から、長期的ストレスに伴う動脈硬化度の増大は運動昇圧応答を増強させ得ることが示唆された。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
長期的ストレスに伴う動脈硬化度の増大と運動昇圧応答の増強を観察できたため。
|
| Strategy for Future Research Activity |
今回観察された運動昇圧応答の増強の機序解明を試みる。
|
| Causes of Carryover |
運動昇圧応答と関連する筋酸素動態の測定のために近赤外分光装置を購入したが、予定よりも安価で購入できたため。 消耗品の購入や研究成果の発表(学会発表・論文掲載)にかかる費用に充てる予定である。
|