2023 Fiscal Year Research-status Report
足部内側縦アーチの柔軟性の評価、関連因子の発見と身体運動に及ぼす機能的役割の解明
Project/Area Number |
23K10674
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Research Institution | Toin University of Yokohama |
Principal Investigator |
小山 桂史 桐蔭横浜大学, スポーツ科学部, 准教授 (70637090)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 足部 / 内側縦アーチ / 硬さ / 足部内在筋群 / 筋厚 / 弾性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は足部内側縦アーチの柔軟性が身体運動能力に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、その目的を達成するために、まず足部内側縦アーチの柔軟性の評価方法を確立し、その柔軟性の関連因子を検討する予定である。現在、足部内側縦アーチの柔軟性を足部荷重に伴うアーチ高の変化量から評価し、その柔軟性と足部内在筋群の筋硬度との関係を検討している。その結果、加重を0kgから100kgに10kgごとに漸増させた時、アーチ高も低下し、特に加重10kgから90kgでは一次関数的に低下していることが観察され、この範囲の相関係数が高く、この傾きをアーチの硬さ(Stiffness)として評価することができた。このアーチの硬さ(Stiffness)が何と関連するのか、今後の検討課題である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は足部内側縦アーチの柔軟性が身体運動能力に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、その目的を達成するために、足部内側縦アーチの柔軟性を足部荷重に伴うアーチ高の変化量から評価し(研究1)、その柔軟性と足部内在筋群の筋硬度との関係を検討する(研究2)。最終的には、足部内側縦アーチの柔軟性と足指把持筋力、跳躍能力との関係を検討する(研究3)。現在、研究1の実験結果は得られ、ある一定の実験方法の確立と研究結果を得ることが出来た。この点は評価することが出来る。ただ、研究1の実験結果をまだ学会発表を含めた学外発信するまでには至ってない。さらに、研究2と研究3を実施するまでにも至っていない。そのため、現段階の進捗状況としては、予定よりも少し遅れていると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究は足部内側縦アーチの柔軟性が身体運動能力に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、現在、足部内側縦アーチの柔軟性を足部荷重に伴うアーチ高の変化量から評価し、実施することが出来た(研究1)。この結果を基に、柔軟性と足部内在筋群の筋硬度との関係を検討し(研究2)、足部内側縦アーチの柔軟性と足指把持筋力、跳躍能力との関係を検討する予定である(研究3)。
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Causes of Carryover |
研究1の実験で予定していた実験機器もしくは備品を購入することなく、実験を遂行することが出来たため、当初、予定していた支出額の出費をすることなく、今年度は対応することができた。
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Research Products
(1 results)