2023 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of experts' perspectives and cognition/judgment mechanisms - A case study of soccer dribbling-
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23K10680
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Research Institution | Tomakomai National College of Technology |
Principal Investigator |
多賀 健 苫小牧工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (30803217)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 智志 苫小牧工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (40509923)
東浦 拓郎 亜細亜大学, 国際関係学部, 准教授 (50436268)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 視線 / 認知 / 判断 / サッカー / ドリブル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は“突破のドリブル”を題材に, 対象が①障害物, ②ヒト, ③障害物+ヒトの3場面で視線計測器を用い, ドリブル時のⅠ.視点の数値化及び可視化, Ⅱ.視覚映像を基にインタビューでの認知・判断の言語化から, 熟練者の視点及び認知・判断メカニズムの解明を目的としている。本研究は,『スポーツ競技における熟練者と非熟練の視点及び認知・判断過程の違いは何か』という学術的研究課題を明らかにするために,サッカーの“突破のドリブル”を題材に、1. 異なる年代の熟練者と非熟練者におけるドリブル時の視点の数値化及び可視化、2. ドリブル時の視覚映像を基にインタビューによる言語化から,異なる年代の熟練者と非熟練者における視点と認知の関連性や規則性,及び認知後の判断に至る過程の違いの解明を達成することで,熟練者の視点及び認知・判断メカニズムの解明と共に,サッカーのドリブルスキルの学術的技能構造の究明,そして習熟度問わずゴール型他球技や対人場面を伴う競技全般の競技力及び指導力向上の根幹を成す基盤データの構築を最終目的とする. 2023年度は【研究Ⅰ】と【研究Ⅱ】の測定を行った。研究Ⅰは、障害物に対する熟練者のドリブル時の視点及び認知・判断メカニズムの解明ための測定を行った。研究Ⅰは、エリア内のコーン1本に対してドリブルし,それをかわすものであった。 研究Ⅱは、ヒトに対する熟練者のドリブル時の視点及び認知・判断メカニズムの解明するために、1対1ライン突破 ※守備者は常に同一実験者 ・被験者はドリブルで守備者をかわし,突破を図る測定を行った(条件統制: 守備者は左右のスペースを無作為に各3回ずつ意図的に空ける)。 研究Ⅰと研究Ⅱの測定は、残り数名の被験者を残すのみとなっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度からデータ採取をしており、まだ未実施の被験者が数名いるが、研究自体はおおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は採取したデータを解析し、その解析結果を学会発表する予定である。
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Causes of Carryover |
次年度は研究分担者と共に、データ解析を進めていく予定である。そのために、旅費や新たな購入物品費が生じる予定である。
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