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2023 Fiscal Year Research-status Report

Motor control characteristics for simultaneous bilateral asymmetrical tasks performed by left and right limbs

Research Project

Project/Area Number 23K10713
Research InstitutionNara Women's University

Principal Investigator

藤原 素子  奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (30220198)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords筋出力 / 左右上肢 / グレーディング
Outline of Annual Research Achievements

ヒトの随意動作遂行時の素早い筋出力調節に関わる中枢制御機構について、左右で異なる筋出力を行う場合のメカニズムに着目した実験を行った。
研究の目的は、日常生活及びスポーツ場面で重要となる素早く正確な出力調節について、実際の場面では左右肢で異なる出力調節をすることが多いことから、そのような場面での出力調節が左右で独立して制御されているのか否かを明らかにすることである。これまでに上肢による出力増加時には、小さな出力を行う側が大きな出力を行う側の動作に引き込まれることを見出しており、今年度の研究では、出力を減らす場合でも同じ制御が見られるかどうかを検討するための実験を行った。
まず、今年度は初年度として、実験システムの構築を行った。その後、女子大学生12名を被験者とし、座位で上肢の等尺性肘関節屈曲動作による筋出力発揮を左右肢それぞれ一側条件と両側同時条件で行った。
具体的な被験者の課題は、左右の上肢による最大発揮張力(MVF)を計測し、この値をもとに50%MVCを保持した状態から、目標%MVF(30%あるいは10%)を示すLED点灯に対して、できるだけ素早く筋出力を減少させた。一側条件では、左右それぞれの上肢により目標%MVFへの筋出力減少を行った。両側同時条件では、左右肢で異なる目標%MVC(一側が30%で対側が10%MVF、またその逆)への筋出力減少を行った。指標として、発揮張力に加えて上腕二頭筋及び上腕三頭筋から筋電図を導出した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

3年間の計画における初年度として、まず実験システムの構築を行なった。さらに、今年度の実験計画を予定どおり遂行した。しかしながら、実験システムの構築に時間がかかったため、データ解析には至らなかった。

Strategy for Future Research Activity

次年度は計画の中での2年目として、令和5年度の実験データの解析を行うとともに、2年目に計画している実験(下肢による筋出力調節)を行う予定である。
また、今年度の結果については、次年度に開催される日本バイオメカニクス学会(11月開催)において発表を行う予定である。

Causes of Carryover

今年度にデータ解析まで行う予定で、その作業に対する謝金を計上していたが、実験システムの構築に時間を要したため、データ解析まで至らなかったため次年度使用額が生じた。
次年度は今年度のデータ解析を行いつつ、次年度の実験と解析を進める。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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