2023 Fiscal Year Research-status Report
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23K11091
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
谷口 義明 近畿大学, 情報学部, 教授 (50532579)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | スマート養殖 / 水中通信 / 養殖場 / センサネットワーク / モニタリング / 可視光通信 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、研究代表者がこれまで検討してきた、養殖魚に装着した生体センサ、生簀や海中に設置した環境センサ、水中ロボット等で計測した環境情報等を収集し利活用するスマート養殖システムを実現するための基盤技術開発が目的である。主要な課題として、養殖魚に装着した生体センサからLEDを用いた可視光通信による情報収集を実現するための水中通信モジュールの開発、既存IoTセンサを水中で利用するためのモジュール開発がある。 今年度は、さまざまな養殖環境に対応するために、機械学習を組み合わせることにより可視光通信を行うための仕組みの初期検討を行った。また、既存IoTセンサを対象に無線パケットを収集、解析することに着目した検討を行った。さらに、音響を使った水中通信を行うための既存ソフトウェアの動作確認を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究協力者を予定していた大学院生が休学し、既存IoTセンサを水中で利用するためのモジュール開発についてはやや遅れがでているが、研究実績の欄に示したように、機械学習を組み合わせることにより可視光通信を行うための仕組みの初期検討、既存IoTセンサを対象に無線パケットを収集、解析することに着目した検討、音響を使った水中通信を行うための既存ソフトウェアの動作確認など、ある程度の検討、評価が進んでおり、全体としては順調に進んでいるといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、今年度までに検討した通信技術や試作したシステムを改良すると共に評価を拡充させる。 特に、研究代表者の多忙により遅れているが、得られた成果を、国内学会、国際学会、学術論文誌に積極的に発表することを予定している。
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Causes of Carryover |
研究協力者を予定していた大学院生が休学したことにより発表等にかかる予算に残額が生じた。また、新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となった学会があり、他の予算を含めて効率的に予算を使用することができ、結果として、情報収集や学会発表等に必要な予算に残額が生じた。 これらの予算残額により、年々掲載料の高騰する国際論文誌への投稿や著名国際会議での発表等、次年度以降の研究課題遂行のための選択肢が非常に充実すると考えられる。次年度以降に、研究実施や研究発表を積極的に行い、研究消耗品、学会発表のための旅費、参加費、論文掲載料等に残額を充てる予定である。
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Research Products
(12 results)