2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23K11850
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
植村 麻希子 香川大学, 医学部, 助教 (00710188)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保 博之 香川大学, 医学部附属病院, 医員 (30746681)
石田 智也 香川大学, 医学部附属病院, 医員 (40933015)
今滝 修 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (60437697)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | クローン性造血 / 造血幹細胞 / クローン性増殖 / 長期凍結保存 / 細胞凍結保存 / CHIP |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の概要は細胞療法における「細胞凍結保存」が造血幹細胞に与える影響を解析し、それが与える臨床上の健康障害を調査することである。本研究では当院に長期凍結保存されている造血幹細胞を用いて、それらを再生医療などに臨床利用する際の安全性を検討する。その場合の安全性の目安として、細胞の形質と機能だけでなく、近年注目されている造血細胞に蓄積する遺伝子異常の指標「クローン造血(clonal hematopoiesis of indeterminate potential; CHIP)」を検索し、これら造血細胞移植を受けた患者の健康調査を行い、臨床予後との関連を確認することが本研究の目的である。 初年度は研究の目標アウトカムとしては、凍結細胞と治療後患者検体の量的質的評価を行うことである。まずは初年度に、凍結造血幹細胞の症例リストを作成し、その中から適時年度毎の細胞をピックアップする。凍結細胞の細胞数や生存割合を解析した。凍結細胞の生存割合は保管年数と関連していることを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
人手不足および働き方改革のため時間外の研究業務に支障が出ているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度においてはクローン性造血の有無を検出し、得られた結果とクローン性造血の関連を確認する。
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Causes of Carryover |
試薬の検討に時間を要したため。
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