2023 Fiscal Year Research-status Report
放射線計測と被曝防護を同時に実現するハイブリット型線量計デバイスの開発
Project/Area Number |
23K11929
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
稲葉 洋平 東北大学, 医学系研究科, 講師 (70704667)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千田 浩一 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (20323123)
常陸 真 東北大学, 大学病院, 助教 (50400362)
加田 渉 東北大学, 工学研究科, 准教授 (60589117)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 水晶体被曝 / 水晶体防護眼鏡 / 放射線計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
2011年に国際放射線防護委員会 (ICRP) は、水晶体等価線量限度を今まで考えられてきたものより約1/8に引き下げる勧告 (150 mSv/year → 20 mSv/year) をしたため、放射線従事者が放射線白内障になる危険性が大幅に増加することが危惧されており、可及的速やかな対応が国際的な課題となっていた。我が国でも遅れること、2021年4月1日に上記の新勧告通りに改正電離則が施行され、放射線被曝計測および防護の重要性がさらに高まっている。したがって法改正がなされた今、あらゆる医療従事者に資する水晶体被曝を可視化でき、かつ同時に防護することができるデバイスが必要ではないだろうか? これまで我々の研究グループでは、基盤研究Cにおいてウェラアラブル線量計の開発を行い、水晶体被曝の可視化を実現している。そこで本研究では、既存のノウハウを発展させ、今までにない水晶体被曝計測と防護を兼ね備えるハイブリット型線量計デバイスの開発を試みる。 2023年度は、ラジオフォトルミネセンスガラスを用いて水晶体被曝を可視化および防護可能な眼鏡型線量計デバイスを作成した。複数の厚みを準備して、それぞれの防護効果の相違を検証した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルスの影響はあったが、水晶体被曝を可視化・防護可能なメガネ型線量計の試作品ができた。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、今年度試作した医療用ウェアラブル型水晶体防護メガネプロトタイプの改良点や防護効果について明らかにし、臨床展開を検討する。
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Causes of Carryover |
2023年度は、新型コロナウィルスの影響で物件費および旅費の使用が少なかったため次年度以降に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)