2023 Fiscal Year Research-status Report
3D printingやCadaverを用いた肺癌に対する高難度手術トレーニングシステムの構築
Project/Area Number |
23K11935
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
横田 圭右 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (30569257)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥田 勝裕 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (50529170)
立松 勉 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (40721874)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | キャダバーサージカルトレーニング / 新規高難度手術トレーニングシステム / 3Dプリンティング技術 / 3D-VR技術 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、3Dプリンティング技術,Cadaver surgical training,3D-VR技術を用いた肺癌に対する新規高難度手術トレーニングシステムを構築するもので、具体的には気管分岐部切除や複雑気管支形成などの高難度手技を要する肺癌症例に対して、3Dプリンティング技術による臓器モデル作成と,キャダバーを用いた手術トレーニングを実施し、その後実際の手術を撮影、記録し、ビデオライブラリーを作成する。3年間の研究期間のうち、令和5年度は研究に必要な機器や設備の入手、設置と、実際に該当する症例に遭遇すれば研究を実施することとなっていたが、令和5年度は高難度手技を要するような症例に遭遇しなかった。一方で、本研究を実施するのに必要な機器の入手や準備は概ね完了しているため、該当症例があれば速やかに研究の実施が可能である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は、3Dプリンティング技術,Cadaver surgical training,3D-VR技術を用いた肺癌に対する新規高難度手術トレーニングシステムを構築するものであるが、研究の推進には気管分岐部切除や複雑気管支形成などの高難度手技を要する症例を必要とする。令和5年度は高難度手技を要するような症例に遭遇しなかったため、本研究の進捗はやや遅れている状況である。一方で、本研究を実施するのに必要な機器の入手や準備は概ね完了しているため、該当症例があれば速やかに研究の実施が可能である。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究を実施するのに必要な機器の入手や準備は概ね完了しているため、該当症例に遭遇すれば速やかに研究の実施が可能な状態である。高難度手技を要する肺癌症例の集積については、約1800床を有する病院群を形成している名古屋市立大学病院,名古屋市立大学医学部付属西部医療センター、名古屋市立大学医学部付属東部医療センターの3病院で密な連携をとり、症例を集積していく。
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Causes of Carryover |
高難度手技を要する該当症例に遭遇しなかったため、3Dプリンティング臓器モデル作成やカダバートレーニングの実施、ビデオライブラリーの作成を実施することができず、令和5年度の経費を次年度に使用することとなった。令和6年度は、高難度手技を要する肺癌症例の集積について名古屋市立大学病院,名古屋市立大学医学部付属西部医療センター,名古屋市立大学医学部付属東部医療センターの3病院で密な連携をとり、症例を集積して研究を推進していく計画である。
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