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2023 Fiscal Year Research-status Report

Development of a customized operating practice program of a mobility scooter that integrates real-life environment and operating nature of users.

Research Project

Project/Area Number 23K11989
Research InstitutionTeikyo University of Science & Technology

Principal Investigator

竹嶋 理恵  帝京科学大学, 医療科学部, 准教授 (80534130)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 澤田 有希  帝京科学大学, 医療科学部, 講師 (40747995)
硯川 潤  国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 福祉機器開発部, 研究室長 (50571577)
門馬 博  杏林大学, 保健学部, 講師 (60583680)
原田 祐輔  杏林大学, 保健学部, 講師 (60611001)
近藤 知子  杏林大学, 保健学部, 教授 (90274084) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Keywords福祉機器 / 支援技術 / ハンドル形電動車椅子 / 高齢者 / 移動 / 操作ログ / 評価ツール / 訓練プログラム
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、シニアカー利用者の使用環境と操作傾向に合わせてカスタマイズできる訓練プログラムを実装したアプリケーションを開発することである。
R5年度は、操作傾向の分類指標構築のために、ドライブレコーダを実装したシニアカーで、屋内外のテストコースにおいて、健常者を対象とした走行データ(操作ログ、操作時の顔の向き、走行の様子を撮影した動画、走行体験に関するインタビューデータ)を収集した。
走行データ収集に向けて、車体に設置したレコーダとスマートフォンのカメラで操作ログと操作者の顔の向きのデータを収集できるよう、これまでの調査で我々が開発したドライブレコーダを改良した。さらにこれまでの調査結果に基づいて、直進と右左折、切り返し、車庫入れ、狭路通過を含む屋内テストコースと、直進、右左折、信号のある交差点、信号のない交差点、歩道の切り下げ、街路樹や植栽、点字ブロック、凹凸のある路面などを含む独自の屋外テストコースを開発した。
収集した屋内外のテストコース走行データについて、操作ログの時系列データの定量分析を行い、屋外テストコースにおいても屋内テストコースと同様、被験者によって異なる操作傾向が見られることが明らかになった。また、走行時の顔の向きの変化の定量分析より、操作の慎重さと関連する可能性が示唆された。走行時の動画データと走行後のアンケート結果からは、屋外をシニアカーで安全に走行するためには、シニアカーの操作技能のみならず、歩行者や自転車など周囲の環境に注意を払う能力が重要であることが示唆された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

R5年度は、当初の予定通り、操作傾向の分類指標構築のために、ドライブレコーダを実装したシニアカーで、屋内外のテストコースにおいて、健常者を対象とした走行データを収集することができた。
収集した屋内外のテストコース走行データについて、操作ログの時系列データの定量分析を行い、屋外テストコースにおいても屋内テストコースと同様、被験者によって異なる操作傾向が見られることが明らかになった。また、走行時の顔の向きの変化の定量分析より、操作の慎重さと関連する可能性が示唆された。さらに、走行時の動画データと走行後のアンケート結果からは、屋外をシニアカーで安全に走行するためには、シニアカーの操作技能のみならず、歩行者や自転車など周囲の環境に注意を払う能力が重要であることが示唆された。

Strategy for Future Research Activity

シニアカーを安全に操作するために必要な訓練項目を提示するには、操作者の顔や体の動き、周囲の環境に注意を払う認知技能を含めた評価が必要である可能性が示唆されたことから、R6年度は使用環境と操作技能、操作者の顔や体の動き、認知技能とログデータの関係を改めて調査し、走行データに合わせた訓練項目案を作成する.
R7年度はログデータを基に操作傾向と訓練項目を提示できるプログラムを構築し、試験走行により開発した訓練プログラムの妥当性を検証する。
R8年度はシニアカー新規利用者を対象に訓練プログラムの効果を検証し、幅広い支援者が活用できるようマニュアルを作成する。

Causes of Carryover

当初シニアカーを2台購入する予定で予算を計上していたが、1台のシニアカーを調査地に配送して使用したことで次年度使用額が生じた。
次年度の調査において、翌年度分として請求した助成金と合わせて、複数の調査地での調査とそのためのシニアカーの配送、および成果発表に使用する予定である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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