2023 Fiscal Year Research-status Report
DLAの相互行為分析―児童生徒の能力がいかに引き出されているのかに注目して―
Project/Area Number |
23K12206
|
Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
嶋原 耕一 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (00805187)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
|
Keywords | 会話分析 / CLD児童 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本語を母語としない児童に対して、指導者がどのような声掛けをしてその力を引き出しているのか、会話分析の手法を用いて記述することを目的としている。 初年度の2023年度は、関連する文献を読み進めたり、データ収集のための準備をしたりといったことに時間を費やした。データ収集の準備も整いつつあり、それと並行して国立国語研究所が公開している日本語話し言葉コーパスから児童が参加する会話を抽出し、それに対する予備分析を進めている。特に、周囲の大人がどのような声掛けを通じて、児童が現在従事している活動の継続を奨励しているのか、記述を進めた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
5年間の研究期間の1年目であったが、予定通り研究を進めることができたと考えている。
|
Strategy for Future Research Activity |
2年目となる2024年度は、引き続き関連文献を読み進めるとともに、データ収集を進める予定である。その上で、来年度以降に成果を発表できるよう分析を進めていきたい。
|