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2023 Fiscal Year Research-status Report

災害が生産戦略に与える影響と創造的復興

Research Project

Project/Area Number 23K12485
Research InstitutionTokyo University of Science

Principal Investigator

柏木 柚香  東京理科大学, 経営学部ビジネスエコノミクス学科, 助教 (00912495)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2028-03-31
Keywords大規模災害 / 事業中断
Outline of Annual Research Achievements

今年度は、災害時の商取引の途絶期間に関するデータを構築するため、日本の上場企業のプレスリリースやHPのニュース欄などに掲載された記事を収集した。より具体的には、東日本大震災、熊本地震、平成27年9月関東・東北豪雨による影響の有無・状況について各企業のHP等で公開している情報を収集した。当初は一部災害については既存のデータを活用する予定であったが、共通基準で集めたデータの方がより理想的であると考えていたところそうしたデータを構築できる可能性が生まれたため収集対象災害事例を増やした。熊本地震だけでも250弱の記事が得られたが、今後、これらの記事を解析し、生産に影響が出ていた期間・取引途絶が生じていた期間に関する企業レベルデータを構築する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

国研から大学へ移籍したことに伴う環境変化があり一部計画していたプロセスの見直しが必要になったほか立ち上げ等に時間を要したため計画時には想定できなかった遅れが生じた。またデータ収集をする過程で当初の予定より多くの災害事例をカバーすることとなりデータ構築により多くの時間を要した。

Strategy for Future Research Activity

今後は収集した記事から取引途絶・事業中断期間に関する情報を抽出し、データ分析を行う。また並行して、既に海外で収集した調査データを使って、災害が取引や取扱う財の多様化に与える影響についての実証も進めていく予定である。

Causes of Carryover

当初は2つのテーマに取り組む予定で、1つはデータ収集もう1つは主にデータ分析と学会発表をする予定でいたが、国研から大学に異動したことに伴い立ち上げ他に時間を要すなど計画段階では予定していなかった状況となり、後者に取り組むことができなかった。またデータ収集についても、環境の変化に伴い新たな可能性が生まれた結果、データ収集対象についても拡張することとなった。異動初年度のためRA手配も予定通り進まなかった。それらの事情に伴う遅れのため、データ収集・構築を依頼する予定で計上していた今年度の人件費や学会発表旅費、英文校正費などが発生せず次年度使用額が生じた。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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