2023 Fiscal Year Research-status Report
生産効率化に向けた人材力の個人差低減方法に関する研究
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23K12515
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Research Institution | Kitami Institute of Technology |
Principal Investigator |
ウ アテイ 北見工業大学, 工学部, 准教授 (30821962)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 生産効率 / 人材力 / 職務満足 / 職業性ストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、人の労働力に頼る割合の大きい労働集約型作業(製造業、人を対象とするサービス業)における生産効率向上および生産性を確保するため、作業現場における生産効率化に向けた人材力向上の主要な要因(作業者の適性、知識・経験および作業者の職務満足・職業性ストレスの個人差の低減)に対する対処方法を提案することを目的とし、2023年度では、作業者の職務満足・職業性ストレスの個人差の低減に対する対処方法に関する以下の成果を得た。 1.音楽の重要な要素である楽器とストレス軽減効果の有効性について検討した。そこで、予備実験として若者を対象に心理的負荷作業後に異なる3種類の独奏曲聴取によるストレス軽減の過程を心理的・生理的指標を用いて評価する。心理的指標としてアンケートを実施し、生理的指標としてストレス測定のために唾液アミラーゼモニターと心拍計を用い、音楽の楽器ごとにストレス軽減効果の有効性を考察した。 2.国際的視点から作業者の満足度、職業性ストレスへの影響要因を明らかにする。そこで、本年度は中国製造企業における従業員の職務満足および職業性ストレス要因を考察した。 以上得られた研究成果については、論文誌に投稿し、掲載された。また、研究成果の一部は、国際会議(ACMSA2023)および国内学会(日本設備管理学会、日本ホスピタリティ・マネジメント学会)で発 表した。学会の参加により国内外の研究動向についての情報収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2024年度にも引き続き、人の労働力に頼る割合の大きい労働集約型作業(製造業、人を対象とするサービス業)における生産効率向上および生産性を確保するため、調査・分析により作業者の適性、知識・経験および作業者の職務満足・職業性ストレスの個人差の低減に対して対処方法を提案する。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度にも引き続き、人の労働力に頼る割合の大きい労働集約型作業(製造業、人を対象とするサービス業)における生産効率向上および生産性を確保するため、調査・分析により作業者の適性、知識・経験および作業者の職務満足・職業性ストレスの個人差の低減に対して対処方法を提案する。
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Causes of Carryover |
2023年度に予定していた成果発表および調査のための出張やデータ収集延期になったため、次年度使用額が生じた。中止および延期になった成果発表や調査、データ収集のために使用する予定である。
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