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2023 Fiscal Year Research-status Report

戦後日本における知的障害者福祉施設の増加要因の解明:成人移行期に着目して

Research Project

Project/Area Number 23K12662
Research InstitutionTakasaki City University of Economics

Principal Investigator

原田 玄機  高崎経済大学, 地域政策学部, 特命助教 (60895176)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords知的障害 / 移行 / 歴史 / 入所施設 / 通所施設
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、戦後から2000年代半ばにさかのぼって、知的障害者の子どもから大人への移行に着目して、知的障害者福祉施設(入所施設・通所施設)の増加の要因を、地域差を考慮しながら量的なデータを使用して分析していくことを目指している。そのために、2023年度は主に、以下の2点から研究を進めた。
第1に、本研究で今後使用するための統計データを収集・エクセルデータにした。具体的には、PDF化されていた厚生省「社会福祉施設調査報告」のうち、公的にはエクセルデータ化されていない年代のものを対象とした。ここから、子どもの時期の福祉施設(精神薄弱児施設・精神薄弱児通園施設)の利用者数、成人の時期の福祉施設(入所施設・通所施設)の利用者数が判明する。
また、子どもの時期の学校(特殊学級・養護学校)、不就学者の数、小規模作業所の数などについても、統計の収集をおこなった。
第2に、今後の研究を進めていくための方法論的な検討を行った。まず、国内外の知的障害の歴史研究にかかわる文献を収集することで、研究動向の把握に努めた。
つづいて、本研究にとって重要と思われる先行研究を検討した。そのうえでエクセルデータ化したデータを使用して端緒的な検討を行った。その結果、特殊学級や子どもの時期の福祉施設の存在への配慮、入所施設と通所施設の区別、地域的な偏在への配慮といった論点だけでなく、各都道府県について、人口規模にも注意しながら分析を進めていくことが必要であることが判明した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2023年度は、研究代表者の家族の事情のため、想定より遅れた。

Strategy for Future Research Activity

2023年度にエクセルデータ化したデータをもとに分析を進めていく。
また、知的障害者福祉施設の展開には地域差があることも確認されたため、地域に即した分析も行っていく。

Causes of Carryover

研究計画に遅れが生じたこと、それにともない、当初予定していた学会での報告を行わず、オンラインでの学会報告を行ったことが主な要因である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 知的障害者福祉施設の拡大過程に関する端緒的研究2024

    • Author(s)
      原田玄機
    • Organizer
      2023年度日本社会福祉学会関東地域ブロック研究大会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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