2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of a dietary estimation equation MEMO, using microdata to estimate nutrient intake from sources other than meals
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23K12696
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Research Institution | Nagoya University of Arts and Sciences |
Principal Investigator |
松下 英二 名古屋学芸大学, 管理栄養学部, 講師 (00643165)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 食事調査 / 高齢者 / 推定式 |
Outline of Annual Research Achievements |
高齢者を対象とした「低コスト・低負担・非記憶依存・高精度」といった食事調査法を開発することが本研究の目的である。最終的には年齢や体格、問診結果からエネルギー摂取量や栄養素摂取量の推定式を開発することにある。推定式の開発には国民健康・栄養調査のミクロデータ(≒集計前の生データ)を活用するとともに、実際の地域在住高齢者から得られたデータを基に推定式の開発の準備や精度向上を目指す。
本年度は、推定式開発のためのパラメータやサンプルサイズの予測のために、2024年2月に地域在住高齢者233名に身体計測や認知機能、各種問診による調査を実施した(身体測定は138名)。現在データの入力・整理を行っており、今後解析を実施する予定である。
地域高齢者を対象とした調査と並行し、過去の国民健康・栄養調査の調査項目、調査対象者の属性を整理した。その結果、平成29年国民健康・栄養調査の結果を推定式開発に採用する予定である。理由として、十分なサンプルが確保できること、コロナ禍の影響がないこと、簡易的な食物頻度調査を行っていることがある。今後、実際にミクロデータの利用の申請を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究はおおむね順調に進展しているが、地域在住高齢者の調査数が予定していた400名に届かなかったため、次年度もサンプル確保を行うことで対応していく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
実際に推定式開発のための国民健康・栄養調査のミクロデータの利用申請のために、具体的なデータの利用計画と申請書の作成、またそれにあわせて倫理申請を行う。倫理申請は名古屋学芸大学研究倫理委員会に申請予定である。年内を目標に推定式のプロトタイプを作成し、2025年2月に予定する調査において推定式の精度を確認・調整していく予定である。
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Causes of Carryover |
今年度は実際に調査ができたのが2月であったため、調査後に必要となるデータ整理・解析等に関する費用を使用することができなかった。そのため、解析用のPCと解析用のソフト等の購入、疫学調査データ入力委託費は次年度に使用する計画である。
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