2023 Fiscal Year Research-status Report
発達障害児の両親支援に向けたリフレクティブ・インタビュー実践プログラムの開発
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23K12757
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Research Institution | Aino University |
Principal Investigator |
西田 千夏 藍野大学, 医療保健学部, 教授 (60637966)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 発達障害 / 両親 / リフレクティブ・インタビュー / 実践プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、前段階の研究である「ペアレント・リフレクティブ・インタビュー指針」を発展させた「発達障害児の両親支援に向けたリフレクティブ・インタビュー実践プログラム」の開発を行うものである。 初年度の2024年度は、発達障害児の両親支援に関わる保育士・医師・看護師・親の会の会長、訪問支援センター管理者に等に意見聴取を行った。親自身が自分の体験を振り返ることにより子育てに見出される視点があるかについて、支援者は、経験からその感覚はあったもののその視点で両親に話を聞くことはなかったといった意見や、じっくり話を聞く時間の確保の困難さ等についての意見があった。 さらに、インタビュー方法の根拠を示す国内外の文献等から検討を行った。インタビューやその分析方法としてのナラティブ分析について、活用方法を研究会にて検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究で使用するために作成した「ペアレント・リフレクティブ・インタビュー指針」の公表による評価を得る手順が遅れていたことと、意見聴取を行うための対象者との調整に時間を要した。協力者との合意を得ているため、今後は計画に沿って実施できる見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの意見聴取内容をもとに、発達障害児の両親が自分の経験への振り返りから気づきを得るためのインタビュー方法について、支援者の抱く認識を調査する。アンケートやインタビュー調査に向けての準備を行い実施する。
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Causes of Carryover |
質問紙調査が遅れていることにより、調査にまつわる出張費やデータ分析用ソフトの購入を2023年度に執行できなかった。そのため、次年度に使用予定となった。
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