2023 Fiscal Year Research-status Report
Risk and Protective Factors for Eating Disorders in teenagers
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23K12759
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Research Institution | National Center for Child Health and Development |
Principal Investigator |
石塚 一枝 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 社会医学研究部, 専門職 (00754574)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 摂食障害 / コホート研究 / 児童・思春期 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、既存の全国コホート研究に摂食障害に関する研究を追加することで、摂食障害発症の保護因子・リスク因子を検討することを目的としている。初年度は、既存コホートで収集していないメディアリテラシーなど摂食障害の保護因子についての情報収集を行った。合わせて、摂食障害の保護因子として本研究に用いるメディアリテラシーについての尺度開発を実施した。具体的には、原著者の許可を得て、順翻訳、逆翻訳を行い日本語版メディアリテラシーを作成した。また、本コホート研究のデータを用いて、尺度の因子妥当性の研究を実施し、日本公衆衛生学会誌に投稿しアクセプトされている。 次年度以降では、摂食障害を評価する尺度を用いた調査を実施し、縦断的な検討を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
既存コホート研究で収集している情報に加えて、初年度は、本研究の保護因子として重要なメディアリテラシーなどの情報を収集した。次年度は、摂食障害の評価尺度Eating Attitudes Test for children (chEAT)を用いたフォローアップ研究を実施し、縦断的検討を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、摂食障害の評価尺度Eating Attitudes Test for children (chEAT)を用いたフォローアップ研究を実施して、メディアリテラシーなどの縦断的検討を行う。
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Causes of Carryover |
縦断研究を実施するため、メディアリテラシーなど摂食障害の保護因子の評価を当該年度に実施し、次年度には摂食障害の尺度を用いた評価を実施予定である。そのため、次年度にコホート研究で摂食障害の評価を行うためのコホート研究を実施する必要性が生じた。そのため、次年度にコホート研究を実施するための経費が必要となった。
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