2024 Fiscal Year Research-status Report
A comparative study of moral education through the collaboration of moral subjects and other ubjects in Japan and France : An analysis of teaching materials
| Project/Area Number |
23K12782
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| Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
川上 若奈 筑波大学, 人間系, 助教 (00880949)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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| Keywords | 道徳教育 / 道徳・公民科 / フランス / 芸術による教育 |
| Outline of Annual Research Achievements |
2024年度における研究活動としては、一人の人間を形成することにとどまらず、社会に生きる「市民(公民)」としての人間を形成することに、「芸術による教育」はどう関わっていけるのかという問題関心の下で、昨年度行った教科書研究を論文としてまとめる作業を行った。そこでは、フランスの道徳・公民科において学習対象となる価値や共和国の象徴が表現されている芸術作品を用い、そのような作品を芸術家の感情という面からも分析したり、作品と対峙した際の自分の感情に向き合ったりすることが、道徳・公民科における芸術を用いた教育の特質であることを明らかにした。日本への示唆として、道徳科で取り扱う価値に関連させて、芸術系教科において様々な芸術作品を取りあげ、作品と接した際に自分がどう感じるか言葉にして他の人と共有し合うという方法をとることにより、価値を内面的に理解することや、様々な感じ方や考え方をもつ他者と共に、自他を尊重しながら社会の中の市民として生きることにつなげることができるのではないかということを提案した。 また、道徳科と他教科等との連携という研究テーマに関連して、日本の生活科における道徳教育のあり方に示唆を得るために、日本と韓国の生活系教科における道徳教育の特質を明らかにする共同研究を行い、論文としてまとめた。そこでは、グローバル化が進行する社会の中で、外国にルーツをもつ子どもたちが地域や国になじめるような教材や問いを提示することや、自他の権利を尊重することを意識させることが、日本において生活科と道徳教育を関連させるうえで求められるということを提言した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
教科書分析の結果を論文として公表することができた。
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| Strategy for Future Research Activity |
教科書分析の結果を踏まえ、授業分析のための視点を整理したい。
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| Causes of Carryover |
妊娠出産により海外出張に行くことができなかったため。「次年度使用額」は、次年度の海外出張旅費に充てる予定である。
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