2023 Fiscal Year Research-status Report
カワリヌマエビにおける恒常的及び組織特異的なin vivo遺伝子発現系の確立
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23K14115
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
足立 晴彦 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任助教 (90965443)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ゲノムシークエンス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、ライブイメージングをはじめとした、種々の細胞学的実験への応用が期待されている、カワリヌマエビにおいて、in vivo遺伝子発現系の確立を目指している。遺伝子発現系の確立に必要なゲノム情報を得るために、本年度は、ナノポアシークエンサーPromethION(Oxford Nanopore Technologies)を用いて、ロングリードシークエンスを行った。3回のシークエンスを行うことで、30xに近いカバレッジのリードセットが得られ、それを用いてアセンブルを行うことで、ドラフトゲノムの獲得に成功した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
今後の展開に重要なドラフトゲノムを獲得できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、これまで研究で獲得されたドラフトゲノム情報を用いて、特定の遺伝子の5'上流配列をクローニングし、蛍光レポーターとともにコンストラクトを作製、および個体への導入を行うことで、in vivo遺伝子発現系の確立を目指す。
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Causes of Carryover |
申請者は本年度より所属機関が異動になったが、異動先の機関にすでにいくつか解析に必要な機器が共通利用できる環境であり、予想以上にスムーズに計画が進行したため、次年度使用額が生じた。本年度得られた結果をさらに発展させるため次年度以降引き続き研究を進行させたい。
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