2023 Fiscal Year Research-status Report
翻訳速度変化を介した新生タンパク質の転座制御機構の解明
Project/Area Number |
23K14127
|
Research Institution | Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University |
Principal Investigator |
佐古 博皓 沖縄科学技術大学院大学, 細胞シグナルユニット, ポストドクトラルスカラー (80793570)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | タンパク質分解 / protein truncation / プロテアソーム / タンパク質の多様性 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、当初の想定を上回る興味深いデータが得られた。転座調節と翻訳に関するタンパク質を検討していたところ、あるタンパク質のバリアントが、alternative splicing/translation非依存的かつプロテアソーム分解依存的にマウスの各組織で発現していることがわかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の想定を上回る興味深いデータが得られたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
当初の研究計画を部分的に変更し、マウス各組織に発現する異なるタンパク質のバリアントがどのようにプロテアソーム分解依存的に発現するのか、そのメカニズムを検討する。 具体的には、当該タンパク質をモデルにしたプロテアソーム分解依存的にバリアントが産生されるレポーターを作成し、CRISPRノックアウトスクリーニングによってどの遺伝子が関与しているのか検討する。また、マウス各組織のRNA-Seqデータを利用し、当該タンパク質のバリアントと相関するような発現パターンを示す遺伝子も検討する。
|
Causes of Carryover |
当初の研究計画とは異なる実験を組む必要に迫らせたことに加え、効果的かつ効率的に高価な出費対象であるRNA-Seqや質量分析解析を削減することができたため。
|