2023 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of the essential mechanism of action of aryl hydrocarbon receptor agonists on breast cancer cells
Project/Area Number |
23K14396
|
Research Institution | Tohoku Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
山下 直哉 東北医科薬科大学, 薬学部, 助教 (50846649)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | アリル炭化水素受容体 |
Outline of Annual Research Achievements |
乳がんの死亡者数は増加しており、新しい作用機序を持つ薬の開発が望まれている。これまでに、受容体型転写因子であるアリル炭化水素受容体(AhR)のアゴニストが乳がん幹細胞の自己複製を阻害することを報告している。本研究の目的は、受容体型転写因子であるアリル炭化水素受容体(AhR)のアゴニストによる本質的な乳がん腫瘍様塊の形成抑制作用を明らかにし、新たな乳がん治療薬としてAhRアゴニストの応用を目指す基礎を構築することである。本年度は、所属機関の異動により研究環境のセットアップに時間を要し、予定していた研究計画に大幅な遅れが生じてしまった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
所属機関の異動により研究環境のセットアップに時間を要し、予定していた研究計画に大幅な遅れが生じたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
これまでに樹立したAhRノックアウト乳がん細胞株を再度樹立することを試みるとともに、siRNAによる一過性のAhR発現抑制乳がん細胞株を用いて、AhRアゴニストによる本質的な乳がん腫瘍様塊の形成抑制作用について検討する。
|
Causes of Carryover |
所属機関の異動により当初予定した研究に大幅な遅れが生じたため、次年度使用額が生じた。研究を推進するために必要な消耗品や細胞株の購入をする予定である。
|
Research Products
(2 results)