2023 Fiscal Year Research-status Report
KRAS遺伝子変異肺癌における糖代謝を標的とした癌免疫療法の開発
Project/Area Number |
23K14559
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
才田 優 新潟大学, 医歯学総合病院, 専任助教 (90908930)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 解糖系 / KRAS |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はKRAS陽性肺腺癌の代謝様式およびそれが腫瘍免疫に与える影響を解明し、メタボリックチェックポイントとして新たな癌治療のターゲットとなる可能性を探ることを目的としている。 KRAS陽性のヒト肺癌セルラインを複数用いて、Western blotとフラックスアナライザーで解糖系を主体とした代謝様式の比較を行った。KRAS G12Cのセルラインでは、KRAS non G12Cと比較し解糖系への依存度が高い可能性が示唆された。今後は解糖系以外の代謝経路の特徴も探っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の実験計画に沿って進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はin vitroで解糖系以外の代謝様式のassayを進めるとともに、KRAS肺癌マウスを用いて同様に代謝様式の解明を図っていく。
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Causes of Carryover |
コロナ診療に伴う学会不参加などにより、予算の消費がされなかった。
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