2023 Fiscal Year Research-status Report
血液遺伝子発現解析を用いた膵癌化学療法効果予測ツールの開発と宿主免疫応答の解明
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23K14615
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| Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
宮澤 正樹 金沢大学, 医薬保健学総合研究科, 特任助教 (10896400)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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| Keywords | 膵癌 / 遺伝子発現解析 |
| Outline of Annual Research Achievements |
化学療法を受けた膵癌患者の末梢血液検体を採取し、宿主免疫応答を解析する多施設共同前向き臨床試験を遂行中である。以前同定した複数の遺伝子発現の差異による化学療法奏効性予測の有用性を検証し、精度の高い診断予測アルゴリズムを構築するために、より多くのサンプルでの再検証試験が必要となる。そのため、当院を受診した化学療法を受ける予定の新規の膵癌患者に臨床試験の概要を説明し、研究への同意が得られた症例を現在集積中である。リアルタイムPCR法にて遺伝子発現解析ができるよう、得られた血液検体のRNA安定化剤入り採血管への保存を順次進めている。また、以前の臨床試験において化学療法奏効性に関連があると同定された免疫関連遺伝子の多くがCD8+T細胞に関連する遺伝子であり、血液遺伝子発現変化による奏効性評価が可能である背景を探索すべく、末梢血液中のCD8+T細胞の特性解析を実施することを予定しており、これについても得られた血液検体をヘパリン加検体、血清の状態で保存し、表面抗原解析(フローサイトメトリー)、免疫学的機能解析(サイトカイン・ケモカインの定量化、ELISPOTアッセイ等)、細胞学的解析(細胞死、細胞内外伝達分子、転写因子等細胞活性化分子解析等)などを行えるようにしている。研究協力者である金沢大学医薬保健学総合研究科特任准教授:Alessandro Nastiらと適宜協議を行い、膵癌マウスモデルにおける化学療法により誘導される宿主免疫応答の研究で得られた新たな知見が、膵癌患者においても実臨床でも実証し得るかどうか検討している。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
遺伝子発現解析に使用するRNA安定化剤入り採血管の供給遅延のため。
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| Strategy for Future Research Activity |
RNA安定化剤入り採血管が供給され次第、症例集積をより加速させ、ある程度まとまった症例数が得られたのちに、遺伝子発現解析のためのリアルタイムPCRによる検証を行う。
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| Causes of Carryover |
RNA安定化剤入り採血管、リアルタイム定量PCR試薬、RNA抽出試薬、細胞分離試薬、フローサイトメトリー抗体、サイトカイン測定キット、転写因子活性解析キットなどの発注、学会参加費、出張旅費、書籍購入などに充てる予定である。
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