2023 Fiscal Year Research-status Report
修正型電気けいれん療法が統合失調症の脳血流と脳由来神経栄養因に及ぼす影響について
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23K14828
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
佐藤 守 久留米大学, 付置研究所, 講師 (60529478)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 統合失調症 / 近赤外線スペクトロスコピー(NIRS) / 電気痙攣療法(ECT) |
Outline of Annual Research Achievements |
急性期SCの脳機能を評価する脳画像研究には様々な方法があるが、不安、緊張の強い急性期の患者にとり、長時間安静を必要とするMRIやPET等の検査は、強いストレスを与える可能性が高い。一方NIRSはより簡便で非侵襲的に大脳皮質領域における脳血流変化を捉えることができる機能的ニューロイメージング技術である。その特徴は、空間分解能はMRIやPETに劣るが、高い時間分解能と、より自然な状態での脳機能評価を可能にする測定時の自由度の高さにより、他の脳画像撮像法と比較し急性期SCにおける脳評価に適していると考えられる。ECTがもたらす脳への影響や統合失調症の脳機能が本研究を通じて明らかになることを期待する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
購入を希望しているNIRSの部品各種が価格の高騰などにより購入時期が遅れてしまった。これにより思ったようにデータの収集が進まなかったため、さらに被験者の収集が思うようにいかなかったこともあり、現段階では研究の進捗状況としては若干遅れているが、今後ペースを上げることにより遅れは取り戻せるものと考える。
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Strategy for Future Research Activity |
測定環境を十分に整えた上で、被験者である患者のデータの収集に務める。 NIRSの測定ポイントを減らしたホルダーを用いることにより、測定時間やデータ解析にかかる時間をコンパクトにして、よりスムーズに研究遂行が進むものと考える。
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Causes of Carryover |
全体的な研究速度が若干遅れているために残額が生じてしまったが、急ぎNIRS関連ツールの購入を進めて、取り戻していく予定である。
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