2023 Fiscal Year Research-status Report
パンデミック下での前立腺癌の放射線治療休止に直面した際の克服手段に関する提案
Project/Area Number |
23K14838
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
川口 弘毅 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (60781820)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 前立腺癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年8月に日本放射線腫瘍学機構(JROSG)の部位別委員会ミーティングが開催され、本研究の概要を提案し、JROSGを通じた、新型コロナウイルス罹患によって休止を余儀なくされた症例の状況に関する探索に関して議論を行った。当初前立腺癌を中心に、悪性リンパ腫や早期食道癌等も対象に含めることを検討していたが、前立腺癌と、それ以外に関して必要とする線量が異なることから、問題となる課題にも差異があり、対象疾患としては限定的とならざるを得ない点、また症例抽出の手法についても系統的な探索が困難であることから、組織を通じた調査を立案することが困難であることが考えられた。このことからまずは代表研究者が所属する神戸大学病院を中心とした関連病院に関して、前立腺癌症例について調査を行ったうえで、フォローアップの状況を観察することとした。関連病院において該当する症例については経過観察が継続されている。 また基礎研究に関しては、まずマウスにヒト前立腺癌細胞を埋植する方法を用いてモデルを作製することを予定している。手法としてはすでに膵癌細胞・大腸癌細胞を用いてマウスの腹腔内に埋植させることによって生着させることを試験的に実施しており、これをもとに次年度より具体的な計画立案を実施のうえ、実験を進めていく予定としている。また、並行してX線照射について、当院所属研究者の指導・助言を受けたうえで手技の確立に努め、本研究での手法を検討していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス罹患によって休止を余儀なくされた症例の状況の調査に関し、前述の変更の必要が生じたため。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス罹患によって休止を余儀なくされた症例に関する臨床面での観察の継続。また並行して、基礎研究に関して次年度より立案および実験を手法の確立とともに、具体的に進めていく。
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Causes of Carryover |
特に基礎実験における研究実施を想定しており、必要となる検体・器具などの購入を予定している。
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