2023 Fiscal Year Research-status Report
Comprehensive Hemodynamic Evaluation to Establish Treatment Criteria for Subacute Stanford Type B Aortic Dissection
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23K14912
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
樋口 慧 東北大学, 大学病院, 助教 (90876715)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | 大動脈解離 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究に用いる撮像プロトコールに関しては、SMRAなどの学会に参加し、4D flow MRIにおける権威と議論した結果を参考に、診療放射線技師とともに、4D flow MRI撮像プロトコールの作成を行った。亜急性期の撮像はadamkiewicz動脈同定という臨床利用のための造影MRAと本研究の目的の4D lfow MRIを撮像することとし、参加者には研究参加費として7000円のQuoカードを本研究費から支払うこととした。 また、本前向き研究の倫理申請を行い、複数回の修正を経て東北大学病院倫理委員会で承認された。次に、宮城県内の東北大学関連施設の心臓血管外科医、循環器内科医と本研究のキックオフミーティングを複数回にわたって行った。ミーティングでは、研究協力施設として研究の参加を呼びかけ、研究に関する質疑応答を行いながら、実際の研究手順の改善と確認を行った。撮像前に提供してもらう情報に関しても明確化し、データベースを作成した。その後、患者のリクルートを開始し、3名の亜急性期大動脈解離症例の4D flowを撮像した。撮像は特に合併症もなく、終了している。現在、臨床診療で得られる患者のbackgroundデータやCTデータから取得される情報の管理、4D flow MRIのデータ解析を行っている。また、他院から本研究参加の候補者に関する相談を受けて、緊密な連携を取りながら研究を進めているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
倫理審査、キックオフミーティングに時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
患者のリクルート活動を続け、症例を増やしていく。
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