2023 Fiscal Year Research-status Report
Targeting myocardial essential genes to develop novel therapeutic approaches against heart failure
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23K15105
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
木谷 友哉 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30842257)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 心筋細胞 / 心不全 / 必須遺伝子 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、ヒト多能性幹細胞より心筋細胞を大量に作出し、CRISPR/Cas9システムを用いた遺伝子ノックアウトスクリーニングを行い、心筋細胞にとって必須遺伝子群の同定とおよび心不全に対する治療標的としての評価を行うことを目的して研究を実施した。 ヒトiPS細胞から心筋細胞を誘導し、さらに幼弱心筋細胞の増殖を引き起こすことで大量の心筋細胞を作出することに成功した。これらのヒト心筋細胞を用い全ゲノムを標的として、細胞生存を指標としたCRIPSRノックアウトスクリーニングを実施した。 当初の計画に基づき、計4回のスクリーニングを実施した。スクリーニングにおいてライブラリーの多様性が十分に保たれていることを確認したのちに、ノックアウトによって心筋細胞数の減少が認められた遺伝子を心筋細胞にとって必須遺伝子群とした(FDR<0.05では29遺伝子。)。これらの多くはリボソーム機能に関連する遺伝子であり、スクリーニングの結果は妥当であると考えられた。これらの必須遺伝子群には心筋細胞にとってこれまで役割が不明な遺伝子も含まれており、引き続きこれら機能未知の候補遺伝子の詳細な評価を継続する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画どおり遺伝子スクリーニングを完遂した。多くの候補遺伝子が得られたため、引き続きより詳細な評価を実施する候補を同定する作業に想定より多くの時間が必要となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
遺伝子スクリーニングにおいて得られた結果に基づいて、他の細胞において必須遺伝子と考えられている遺伝子を除いた遺伝子について、引き続き心筋細胞での役割を評価する方針としている。
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