2023 Fiscal Year Research-status Report
Impact of COVID-19 pandemic on pathophysiology of acute myocardial infarction and emergency cardiovascular care system
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23K15160
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
石井 正将 熊本大学, 病院, 講師 (70823293)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | MINOCA / DPCデータ / 循環器疫学 / 新型コロナウイルス感染症 / 大気汚染 / PM2.5 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本循環器学会が主催するJROAD-DPCデータベースの研究利用の令和5年度の公募に申請し採択された。現在、データマネージャーに相談し、変数定義の確定、データの抽出、データセットの構築を行っている。さらにオープンデータソースより気象データ(平均気温、湿度、前日からの気温変化など)や大気汚染物質濃度データ(PM2.5、PM10、O3-、SO2、NO2)を取集し、患者の曝露データとして用いる予定である。 またMINOCAと大気汚染曝露との関連についてのデータも含め、MINOCAに関するReviewを作成し、Journal of Coronary Artery Disease誌に採択された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
無事に公募に採択され、解析のためのデータ収集、データセットの構築が進んでいるため、順調に進展しているとした。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、収集した気象データ、大気汚染物質データを観測した地点と最寄りのJROAD-DPC施設の紐づけを行い、患者の曝露データを作成する。その際にラグを考慮してLag 0からLag 5までの曝露データを作成する。また新型コロナウイル感染症の流行時期に関するデータもデータセットに取り込み、流行時期前後での大気汚染曝露による疾患発症リスクの変化を検討する。
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Causes of Carryover |
本年度はJROAD-DPC採択が年末となり、データセット構築中である。そのため、実際の解析のために国立循環器病研究センターへの出張がなかったため、次年度に繰り越しとなり、データセット完成後に解析のために出張予定である。
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