2023 Fiscal Year Research-status Report
酪酸誘導による腸内細菌叢を標的とした肥満喘息の制御
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23K15210
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
田代 宏樹 佐賀大学, 医学部, 助教 (00795031)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 気管支喘息 / 気道過敏性 |
Outline of Annual Research Achievements |
肥満マウスにおいてオゾンを暴露し気道過敏性や好中球性炎症が誘導されることを確認した。 肥満マウスの肺内でTSLPが上昇していたことから、気道過敏性や炎症の増悪メカニズムとしてTSLPが関与している可能性があり、TSLP受容体欠失マウスによるオゾンによる気道過敏性や好中球性炎症の評価をしたところ、WTマウスと比較しTSLP受容体欠失マウスではオゾンによる気道過敏性や好中球性炎症が低下することを発見した。 さらなるメカニズム解析を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね順調に研究成果が得られていると思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後メカニズム解析としてRNAやタンパクレベルでの解析を行う。
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Causes of Carryover |
研究費使用なく実験が遂行できたため。 次年度は試薬等物品費を用いて追加実験やメカニズム解析を行う予定である。
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