2023 Fiscal Year Research-status Report
Clinical impact of Leucine-Rich alpha-2 Glycoprotein in patients with esophageal cancer
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23K15487
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Research Institution | Osaka International Cancer Institute |
Principal Investigator |
菅生 貴仁 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 消化器外科医長 (10745425)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | 食道癌 / 炎症 / LRG / CRP |
Outline of Annual Research Achievements |
当院での食道癌根治切除症例は、直近3年で110例/112例/123例(2019年/2020年/2021年)であり、国内有数の手術症例数の実績を有しており、cStageⅠ食道癌から他臓器浸潤が疑われるような高度局所進行食道癌(cT4食道癌)にわたるまで治療対象としている。 2023年では手術症例は140症例となり、手術症例数は維持できている。 本研究を実施するにあたり、日常臨床で直面する食道癌患者を広くかつ迅速に集積可能であり、登録症例を70例/年程度、3年での症例集積で210名の登録を見込んでいる。 2022年度においては、初年度ということもあり、実臨床現場での検査フローの確立などを進めることから開始した。検査フローを確立したのちに、年度内に60症例の登録(目標70例)を進めることができた。 食道癌患者に対して、治療前、術前、周術期、術後と各地点においてLRGの測定を実施することができた。今後も症例を追加した段階で、食道癌とLRGとの関連について検討する予定としている。また、LRG測定とともに手術を受けた患者の検体を保存しており、血清LRGと手術検体でのLRG発現などの解析を今後実施するための準備も十分に可能となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
年間登録患者を70症例と見込んでおり、初年度として60症例の登録が可能となった。 IRB申請や検査フローの確立などに時間を要したが、初年度としては概ね順調に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
症例登録数の維持を念頭に進め、ある程度集積可能となれば食道癌とLRGとの関連について解析を行い、今後の詳細な検討のpirot研究へと進める足掛かりを構築することが今後の目的となる。
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