2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of a novel approach to precision medicine in the trauma care
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23K15629
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
舘野 丈太郎 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任助教(常勤) (50747152)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 外傷 / 個別化医療 / フェノタイプ / プロテオーム解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
外傷診療における個別化医療の実践を目標に研究を進めている。機械学習モデルによる潜在的な個別化パターン(外傷フェノタイプ)を同定する意義を確立すべく、研究に取り組んだ。臨床応用へのきっかけとして、外傷診療で広く用いられる抗線溶薬(トラネキサム酸)の投与と生存転帰の関連を外傷フェノタイプに基づき、解析を行い、特定のサブグループでは転帰との関連が確認でき、これを報告した(Critical Care 2024 Mar 19;28(1):89.)。 加えて、病態解析としてプロテオーム解析による損傷臓器連関に関して検討を進めている。体幹外傷と頭部外傷の比較を行い、外傷急性期においては全く異なるタンパク質が変化しており、体幹部外傷では組織の低灌流に関連する経路が、TBIでは凝固障害と神経再生に関連する経路が関与していることが示唆され、これらを報告した(Trauma Acute Care Surg. 2024 Apr 10. online ahead)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
病態解析に関して、検査コストの増大(物価高、円安など)の影響を受け、当初測定を予定していた件数よりも減じる必要が生じる可能性がある。
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Strategy for Future Research Activity |
広く臨床利用を可能にするため、外傷フェノタイプの同定方法を公開する予定である。加えて、プロテオーム解析による病態解析を進めていく。
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Causes of Carryover |
病態解析のための検体提出を当該年度に行うため
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