2023 Fiscal Year Research-status Report
側弯症モデルを用いた矯正手術に必要な椎弓根スクリュー挿入領域と挿入密度の予測
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23K15711
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
大場 悠己 信州大学, 医学部附属病院, 准教授(特任) (10792129)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 思春期特発性側弯症 / 椎弓根スクリュー |
Outline of Annual Research Achievements |
思春期特発性側弯症に対する、脊椎後方矯正固定術における椎弓根スクリューの設置パターンと、それぞれの椎弓根スクリューにかかる引き抜け力について、模型を用いた実験を繰り返し行った。同時により再現性のある脊椎模型の作成法について模索をした。信州大学繊維学部ロボット工学科との共同研究によりいくつかの方法で模型の作成を試みたが現時点では高い再現性の得られる模型の作成には至っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
脊柱側弯症に対する椎弓根スクリュー挿入パターン毎に各椎弓根スクリューにかかる引き抜け強度を調査予定であるが、再現性のある研究のために必要な脊柱側弯症モデルの作成に難渋している。
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Strategy for Future Research Activity |
脊柱側弯症に対する様々な椎弓根スクリューの配列で矯正時に各椎弓根スクリューにかかる引き抜け強度を調査予定である。今年度も引き続き、繰り返しの研究が可能な脊柱側弯症モデルの構築を目指し、信州大学繊維学部と共同研究を続けていく。
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Causes of Carryover |
様々な椎弓根スクリューの配列で各椎弓根の引き抜け強度を調査するための脊柱側弯症モデルを作成するために引き続きの実験が必要と考えている。次年度も信州大学繊維学部と協力し側弯モデルの構築を目指したい。現在インプラントの強度も因子に含めての応力分布と強度分布の解析モデルを作成中である。共同研究者との定期会議と実験備品購入、学会報告、論文作成と投稿のために次年度予算(772,380円)を使用予定である。
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