• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2023 Fiscal Year Research-status Report

尿中細菌叢を標的としたクランベリーによる過活動膀胱の新たな治療戦略開発

Research Project

Project/Area Number 23K15772
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

赤川 友布子  関西医科大学, 医学部, 研究医員 (70714880)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2025-03-31
Keywords尿中細菌叢 / クランベリー
Outline of Annual Research Achievements

これまでヒトの尿は無菌であると考えられていたが、次世代シークエンサーによる網羅的遺伝子解析技術の発展により、尿中にも細菌叢が存在することが明らかとなり、健康への関与が注目されている。近年では、過活動膀胱を有する患者で尿中細菌叢の乱れ(dysbiosis)をきたしていることが相次いで報告され、今後尿中細菌叢をターゲットとした治療介入に関する研究の発展が期待される。一方でクランベリー(ジュースもしくは抽出物)の継続的な摂取は過活動膀胱や繰り返す尿路感染症の予防に有効であることが以前から報告されているが、その作用機序は明らかではない。本研究では、私たちが過去に取り組んだ小児腸内細菌叢の解析手法をもとに、「クランベリーの継続的摂取が尿中細菌叢に及ぼす影響を明らかにすることによって、過活動膀胱に対する新たな治療戦略の獲得を目指す」ことを目的とする。
2023年度は健常成人40名を対象として、クランベリージュースが尿中細菌叢に及ぼす影響をプラセボ対照二重盲検クロスオーバー試験を用いて明らかにすることを目的とし、介入試験を実施した。研究計画は滞りなく実施することができ、現在尿中細菌叢を解析している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

尿からDNAを抽出する作業に予想以上に時間を要したため。

Strategy for Future Research Activity

細菌叢解析を実施し、クランベリージュースが健常成人の尿中細菌叢に及ぼす影響を明らかにする。その上で、2024年度は昼間尿失禁を有する小児を対象とした介入研究を実施し、クランベリーの継続的摂取が尿中細菌叢に及ぼす影響を明らかにすることによって、過活動膀胱に対する新たな治療戦略の獲得を目指す

Causes of Carryover

当初の計画より遅れていることにより、2023年度に実施予定であった尿細菌叢解析が実施できなかったため、次年度使用額が生じた。2024年に実施する尿細菌叢解析に使用する。

URL: 

Published: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi